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「頼りになる人」と「都合のいい人」の違い|成果を出すためのコミュニケーション術

仕事術
  • 周りの人に比べて自分ばかり負担が多いような気がする
  • 上司や周囲からどんどん仕事を依頼される
  • 自分が納得していない仕事や業務も任されている

↑このように、納得感のない仕事が続き増えていくと、モチベーション高く仕事をしていた人でも、マイナス思考に傾いてしまいます。

周りの負担を引き取る都合のいい存在なのかな。。

一体、何のために仕事をしてるんだろう。。

この記事では「頼りになる人」と「都合よく使われる人」の違いについて、また「都合がいい人から頼りになる人になる方法」をご紹介していきます。「自分はいいように使われているかも。。」と不安に感じている方は、是非、最後までご覧ください。

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周囲から仕事を「頼まれる人」の条件

そもそも、仕事を「頼まれる」ことは凄いことです。なぜなら、仕事を頼む側も、誰から構わず仕事を頼んでいるわけではないからです。

仕事を頼まれる人:3つの条件
  • 要望通りに仕事を遂行できる技量
  • 嫌な顔をせず引き受ける人間としての器
  • 責任感を持って仕事に取り組む真面目な姿勢

逆説で考えると分かりやすいのですが、仕事を依頼しても実行出来ない人、、頼んだら文句を言ってくる人、、任せたけど無責任で適当に仕事をする人、、、こんな人には仕事を頼みたくないですよね。。

つまり、頻繁に仕事を頼まれる人は、この3つの条件が揃っている素晴らしい人材ということです。

「頼まれる人」から「都合がいい人」になる人の特徴

次は仕事を「頼まれる人」から「都合のいい人」になってしまう人の特徴について紹介していきます。

「都合がいい人」になってしまう人の特徴
  • NOと言えず、仕事を引き受けすぎてしまう
  • 責任感が強すぎて、自分で抱え込んでしまう
  • 他人の期待に応えようとしすぎる

仕事を「頼まれる人」の3つの条件に、加えて上記の3つの特徴が当てはまっている場合、都合のいい人になってしまう可能性が高いです。「NO」と言えないのでどんどん仕事は増えていき、引き受けた以上やりきらないと!と自分で自分を追い込んでいってしまいます。。

最初は周囲も仕事を引き受けてくれることに感謝を示します。

いつも仕事を巻き取ってくれてありがとう。

しかし、いつの間にか追加分の仕事までやることが「当たり前」になってしまいます。

チーム全体のフォローしておいてくれないと困るよ。

期待してるんだからしっかりしてよ!

せめて仕事量が多いから給料に反映されていると救いがあるのですが、「都合のいい人」は給料に反映されていないケースが多いです。(※理由は後で説明します。)

さらにヤバいのは「自分は頼られている(はず)、自分がやらなきゃ職場はまわらない(はず)、いつか評価される(はず)」と思い込むことで精神の安定を保っている人は、精神疾患になってしまう一歩手前です。

「頼りになる人」と「都合のいい人」の違い

ココからが本題です。「頼りになる人」と「都合のいい人」の違いを説明します。

先に結論ですが、両者の決定的な違いは「目的設定」です。

ん?どういうこと?

「目的設定」することで何が変わるの??

いきなり飛躍してしまったので、順を追って説明していきます。

都合のいい人を、別の言い方をすると「スペックが高い作業者(文句言わず、いい感じにやってくれる人)」になります。そして、都合のいい人は目の前の作業/指示を適切にこなすことに精一杯になっていきます。

ココで超大事なポイントなのですが、仕事の目的は成果をあげることです。タスクを実行するのは手段です。そして、都合のいい人の場合、目の前の仕事が成果を上げるために一番有効は手段でなくなっているはずです。

突然ですが、「パレートの法則」をご存知でしょうか?「成果の8割は、構成する要素のうちの2割が生み出している」という話ですが、言い換えると「8割がムダ。本当に意味がある2割に集中し続ければラクに成果が出せる」ということです。

ただ、本当に大事な2割の見極めが難しいですよね。。優先順位をつける時に「重要度」と「緊急度」の2軸で整理する「アイゼンハワー・マトリクス」(以下の図))が役立ちます。

重要×緊急の優先度1をすぐにやる!は共通認識です。しかし、一番の問題は「とりあえず手をつけやすい優先度3から始めてしまって、実は重要な優先度2の事項を後回しにしてしまう」ことです。これが、ムダな8割に多くの時間を使ってしまう正体です。

さらに優先度を決めたあとの、スケジュール確保も非常に重要です。その理由は以下の「バケツと石」の図のイメージです。つまり、大きなタスクから優先して時間を確保しないと、同じ分量でタスクであっても、仕事が終わらない状態になるということです。

目的設定/優先順位付け/タスク管理の重要な要素だけに絞って紹介してしましたが、実践方法を含めて、別動画で詳しく紹介をしておりますので、是非、以下の記事もご覧ください。

参考記事:スケジュール作成が生産性を上げる”最強”の手段|オススメのタスク管理術

参考記事:最小の労力で最大の成果を「エッセンシャル思考/エフォートレス思考」

実例で紹介|「頼られる人」の対応

目的設定の話が、少し抽象的だったので、具体的に「頼られる人」がどんな対応をするのかを、最後に紹介したいと思います。

上司
上司

A社の状況を説明する資料をグラフ中心に、2、3枚でまとめて欲しい。

↑のような指示を上司がしたとします。

都合のいい人
都合のいい人

はい!分かりました。(指示をされ作業する)

頼られる人
頼られる人

分かりました。”プロジェクト人員の追加依頼をするため”に社内会議で使うんですよね?であれば、競合企業がアプローチしてきていることも記載しておきますね。

一見、仕事が増えているように感じるかもしれません。しかし、言われたことをするだけの存在ではなく、上司目線での「目的」を達成するための付加価値を出しています。

つまり「この人はいい提案をくれる人」という信頼を作ることが出来た後に、以下のように依頼の内容を聞き返した際に、

頼られる人
頼られる人

すみませんが、依頼の意図がわからないので、詳細を教えてもらってもいいですか??

「この人に依頼をするときは目的を明確にしたほうが、自分のためにもなる」と依頼する側も考えるようになり、目的を整理して相談してくれるようになります。

つまり雑に「これ、お願いー!」的な仕事を振られることが少なくなるということです。

逆に「都合がいい人」はこの付加価値を出せていないので、とても忙しい割にお給料に反映されていないケースが多いです。

参考記事:自分で仕事をコントロールする方法

補足:意見を聞かない「パワハラ上司」への対処

この話は、「しっかりした意見を言えば感情的にならずに、話を聞いてくれる人からの依頼」という前程でした。しかし、「上司が高圧的でパワハラをしてくるので、怖くて意見なんてできない。。」ケースもあるかと思います。

ココからは、私の意見ですが、職場での指示系統として上下はありますが、人間的な優劣なんてないです。なのに、恐怖を感じるほど威圧をすることは絶対に間違ってます!

色々な事情があるとは思いますが、「自分さえ我慢すれば、、」と思うことが社会全体で、パワハラってあるよね。。という状態を作る一つの要因になっているのではないかと思ってます。

建設的な意見をいう。それを感情的に否定するような人がいる職場から離れる。ことが、自分の人生にとっても、社会にとっても良さそうだな。と考えてもらうきっかけになれば幸いです。

まとめ:目的も設定して「頼られる人」になろう

最後に本記事で紹介した内容をまとめさせて頂きます。

頼られる人/都合の良い人の違い
  • 周囲から仕事を「頼まれる人」の条件
    • 要望通りに仕事を遂行できる技量
    • 嫌な顔をせず引き受ける人間としての器
    • 責任感を持って仕事に取り組む真面目な姿勢
  • 「頼まれる人」から「都合がいい人」になる人の特徴
    • NOと言えず、仕事を引き受けすぎてしまう
    • 責任感が強すぎて、自分で抱え込んでしまう
    • 他人の期待に応えようとしすぎる
  • 「頼られる人」と「都合のいい人」の違い=目的意識
  • 補足:意見を聞かない「パワハラ上司」からは逃げる

最後は私見をはさみましたが、仕事に追われすぎてツライ。。という方の手助けになれば嬉しいです。

また中間管理職の方だと、部下の仕事を結局巻き取って「自分でやったほうが早い。」という状態になっている人もいるのではないかと思います。私の実体験を含めた対策を「人に任せるのが苦手|「自分でやったほうが早い病」の対処法」で紹介しております。

大事なのは、自分自身の人生を生きるために「自分で価値をあげ、どこで働くかを選択していくこと」だと思ってます。ですので、このブログではビジネスパーソンの「市場価値をあげる仕事術」「転職に必要な考え方」を紹介してますので、よかったら他の記事もご覧ください。

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