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軸ずらし転職2.0|人生100年時代の生存戦略

転職

「軸ずらし転職」とは、motoさんという方が書いた『転職と副業のかけ算』という本で使っていた言葉です。また「転職2.0」とはLinkedIn日本代表の村上臣さんの著書タイトルです。

ぽりん
ぽりん

「軸ずらし転職2.0」は、この2つをかけ合わせて私が勝手に造った言葉です。笑

どっちも素晴らしい考え方だったので、この記事で紹介しますね。

  • やりたいことがはっきりしている!その道のスペシャリストを目指している。
  • 今の会社に満足している。一生を捧げる覚悟だ!!

上記に当てはまる方に、この記事は不要です。自分が決めた道を走り続けることは、最も幸せに人生を過ごす手段だと思います。

逆に、、そうではない方には参考になると思います。企業の平均寿命は、23.8年(※東京商工リサーチ社調べ)です。つまり、「個人の労働期間 > 企業寿命」なので、転職を経験する人のほうが圧倒的に多いです。

「軸ずらし転職」「転職2.0」の概要、「軸ずらし転職2.0」の順番でご紹介していきます。

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「軸ずらし転職」について

軸ずらし転職の根本にあるのは、『年収 = 職種 × 業界』で決まるという大原則です。どんなに能力が高い人でも儲からない業界では低年収ですし、逆にゆるッと仕事していても収益性が高い職種なら高年収になります。

軸ずらし転職とは

職種/業界の片方を固定して「希望」の職種/業種にスライドしていく転職手法

  • 同じ「職種」で「業界」だけ変える
  • 同じ「業界」で「職種」だけ変える

ちょっとわかりにくいと思いますので、図にしてみました。

上記で言えば、サービス業で営業を担当していた人が転職を考える際は、営業という「職種」を固定して、年収の水準が高いメーカーに「業種」をずらしています。

そこから同じ業界内で、営業職からマーケティング職に「職種」をずらしています。さらにマーケティング職を軸にメーカーから、さらに年収水準の高い金融業に転職するというキャリアプランです。

ここまでで、ご理解頂きたいのは「未経験の職種/業界では、これまでの経験を活かせないので年収ダウンとなる」可能性が高くなります。この「軸ずらし転職」をベースに考えることで、年収アップ/高待遇の職場への転職を目指すことができます。

「転職2.0」について

続いて、転職2.0についてですが、2.0というくらいなので1.0があります。違いは以下です。

  • 転職1.0=よい待遇の職場環境を手に入れる ⇒転職が目的
  • 転職2.0=市場価値を最大化するステップ ⇒転職は手段

違う言い方をすれば、転職1.0は「1回の転職で全てを手に入れようとしている」のに対して、転職2.0は「転職を目的を達成するためのステップ」として捉えています。

ぽりん
ぽりん

一度に「お給料」「ワークライフバランス」など全てを満たせる転職なんて無いです。

市場価値をあげることで、自分が求める環境が手に入るので、ステップを踏みましょう。

ここで言う、市場価値とは市場(企業)からどれだけ求められる人材なのか?ということです。そのためには自分を知って高く売り込む必要があります。

自分を知るための方法として「タグ付け」という手法が有効です。SNSなどでよくある、#タグ(ハッシュタグ)のようなものです。

いやいや。。自分には大した実績も経験もないので、タグ付けなんて出来ないよ。。

#人間、#男 ですよ。。。

1つ1つのタグは大したことなくても、掛け合わせることで希少性の高いタグにすることができます。例えば以下のように複数のタグを掛け合わせてみましょう。

「数字に強い」「営業」「製造業」「海外経験」という個人のタグが、企業側のニーズとマッチしているので高い報酬を頂くことができます。

いや自分には、海外経験とか尖ったタグ無いよ。。って思ったかもしれません。繰り返しになりますが、1度の転職(また現状)で市場価値をあげることはできません。希少性の高い人材になるための手段として「転職を使う」と考えるべきです。

ぽりん
ぽりん

難しく考えるより、遊戯王的なカードゲームとして捉えてはいかがでしょうか?

自分ができる範囲を広げる=新しいカードを手に入れる。複数のカードがあると特殊効果が発動する。自分だけの最強デッキを完成させよう!!的な。笑

この考え方をしていると、仕事に対しての意識も変わります。やらされ仕事ではなく「どんな新しいタグを身につけようかな?」と考えながら主体的に仕事に取り組めるようになります。

ぽりん式「軸ずらし転職2.0」

ここからは、「軸ずらし転職」「転職2.0」と、私の経験を含めた『ぽりん式「軸ずらし転職2.0」』についてご紹介させて頂きます。

ぽりん式「軸ずらし転職2.0」とは
  • 業界 × 職種のうち、業界を「IT業界」に固定
  • 職種を変えながら複数の「タグ」を獲得して市場価値を上げる

なぜIT業界なのか?という点が最も気になると思いますが、今後、継続的に成長していく業界だからというのが最も大きな理由です。

何かしらの不満/不安を持っているので、転職を検討しますよね?高待遇で将来も安心なら、誰も転職しようなんて思わないですよね?

その原因が、業界自体の生産性/成長性だった場合、何度転職しても状況は変わりません。例えば、業界が国、企業が人と考えてください。衰退している国ではどんなに頑張っても報われないし、発展している国なら多くのチャンスが手に入ります。

なので、今後の成長性も含めてIT業界に身を置くことで、多くのチャンスを得ることができるので市場価値も上げてくれることにつながります。IT業界をオススメする理由の詳細は、以下の記事もご覧ください。

またIT業界というと、プログラマーのイメージが強いかなと思いますが、セールス/マーケ/バックオフィスなど様々な業種があります。プログラミングの知識があるに越したことはないですが、必須ではないです。

例えば、「営業」×「企画」のタグをかけ合わせて、現場ニーズにマッチしたマーケティング施策を実施することが可能なマーケターとして、IT業界内でタグを獲得して市場価値をあげていくことも可能です。

様々なパターンがあるので、全てを網羅することは難しいですが、いくつかの参考例を紹介させて頂きます。「現在、〇〇という仕事をしているけど、どういう戦略をとればいい?」など質問があれば、Twitter(@POLIN_ITJOB)、または「お問い合わせ」までお気軽にメッセージください。

「他業種」から「IT業界」へ

他業種からIT業界に入る方法として、今、どういった職種の仕事をしているのか?それをどのように活かすのか?という点が重要になります。(活かし方はたくさんあります!)

現在:営業(+マーケティング)職の方

営業/マーケティングはまさに「軸ずらし転職」の王道パターンです。もちろん、提供するサービスについて知識を得るために勉強する必要はありますが、営業/マーケとしての基礎知識があることは転職後も大きな強みとなります。

また近年はオンラインでのセールス活動が増えているので、商談の録音/録画をしているケースも多くなっています。なので専門知識の習得に不安がある人にも自主学習をするための教材が豊富に揃っているのも、転職後の不安を消すための好材料となります。

現在:バックオフィス(人事/事務/経理)職の方

IT企業にも当然、バックオフィス機能は必要なので、転職需要はあります。また伸び盛りの業界だからこそ、組織拡大に向けた仕組みづくりに携われるという魅力もあります。

例えば、企業内の人材定着率を上げるための施策を提案したり、事務処理の効率化の為にシステム化する(ITリテラシーが高い方が当然多いので社内で理解してもらいやすいです)など、バックオフィス業務のスペシャリストとして非常によい経験を積むことができます。

また業種特化型のサービスが増えてます。例えば、最近CMをよくやっている「SmartHR」という労務管理のシステムであれば、人事/労務に関する専門知識があることが大きな強みになります。その知識を活かして、SmartHR社のカスタマーサポート(サクセス)として導入企業の人事部をサポートしているという方も実際にいらっしゃいます。

業種特化型のITサービスは、大きなトレンドなので現在の職種をITサービス化している企業を探して、転職するというのも非常に有効な手段です。

それ以外の職種の場合

営業系でもバックオフィス系でもない。IT業界への転職に活かせるスキルが何もない。。という方

例えば、タクシー運転手をしているが、自動運転が実用化される数十年後の仕事が不安だ。。ということであれば、一念発起して、イチからIT業界でキャリアプランを積み上げ直すという選択肢もありかなと思います。

※タクシー運転手というお仕事自体を否定する意図は全くないです。今のお仕事の将来性に不安を感じている方の一例です。ご容赦ください。

人生100年時代、今日が人生で一番若い日なので、何をするにも遅いなんてことはないです。

またビジネス系の仕事ではなく、プログラミングスクールに通ってから、エンジニア(プログラマー)としてIT業界に入るという方法も選択肢としてあります。エンジニア需要は年々増えており、数十年後を見据えた場合、非常に良い選択肢となると思います。

ただし、軸ずらし転職にはならない可能性が高いので、一度経歴はリセットになる。=年収ダウンの可能性が高いことは覚悟してください。(それでも中期的に見て、プラスになると思えるなら行動するべきだと思います。)

ぽりん
ぽりん

プログラミングに理解があると営業/サポートなどをする際、強い武器になります。なので、一旦、プログラミングスクールに通ってから転職をするのも、戦略としてありだと思います。

まとめ:具体的に行動を開始する

「軸ずらし転職2.0」についてご理解いただけましたでしょうか?私の個人的な意見/見解ではありますが、考え方としては結構ありだなと思っていただけたのであれば幸いです。

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繰り返しになりますが、現在の職種の活かし方はあくまで一部の参考例です。

「現在、〇〇という仕事をしているけど、どういう戦略をとればいい?」など質問があれば、Twitter(@POLIN_ITJOB)、または「お問い合わせ」までお気軽にメッセージください。

また転職活動を開始するときは、転職エージェントを利用しましょう。具体的にどのサービスを利用する?どう付き合うとよい?などは以下の記事にまとめておりますので、ご覧ください。

またIT業界への「転職後のキャリアプラン」については、以下の記事も参考にご覧ください。私の実体験も含めて、ご紹介してます。

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