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「気持ちよく」お願いを聞いてもらうテクニック|依頼上手は仕事上手

仕事術

あなたは「お願い上手」ですか?

お願い上手な人は、間違いなく仕事ができる人です。

お願い上手には、2つの段階あります。第1段階は「正しく」お願いができること。第2段階は「気持ちよく」お願いを引き受けてもらうことです。

1段目は、ビジネスパーソンとして絶対に身につけておくべき基礎とも言えます。しかし、正しくお願い=依頼が出来てない人が案外多いです。結果として、お願いしたのに思ったような結果にならない。。ということになります。

2段目の「気持ちよく」お願いを引き受けてもらう。が周囲と差がつく部分です。

他人にお願いするのは気が引ける。。。

↑こういう人は多いかと思いますが、これはお願い=めんどくさい=相手が嫌な気持ちになってしまう。。と思いこんでるからです。

考え方の前提を変えましょう。お願いすることで相手が喜んでくれるとすれば?Win-Winなので、気が引けるなんてことなくなります。さらには、周囲と良好な人間関係を築くことができますし、周囲の協力を得ることで最小の力で最大の成果を出すことができると、いい事だらけです。

ここまで聞いて、お願い上手に絶対になりたいと思っていただけたはずです。この記事では2段階に分けて、お願い上手になるための具体的なテクニックを紹介しますので、是非、最後までご覧ください。

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第1段階:「正しい」お願いの方法

お願いしたのに、ちゃんと対応してくれない!

↑これは依頼を受けた側の能力不足ではなく、依頼する側が悪いというケースが結構多いと思います。いい対応をしてもらうためには、いいお願いをする必要があります。

「正しいお願い」の3つのポイントを紹介します。

納期を明確にする

手が空いてる時に、できたらやっておいて!

この依頼方法は最悪です。なぜなら、まず依頼をされてるのかが明確ではないです。つまり誰がいつまでにやるのか決まってないので、責任が生まれません。しかし、現実によくあると思いませんか?

仕事をお願いする時に絶対に必要なのは「納期の設定」です。納期が設定された瞬間に「誰が」「いつまでに」が決まるので、責任が生まれます。

依頼内容を文章にする

「あれ」をいい感じで、仕上げておいて!

あと、ついでに例の件もよろしく!

こんな感じの、ざっくりした依頼って結構ありますよね?また「ついでに〜」とかで、依頼されている内容は整理されていないまま、ボールを渡されると受け取り側は困りますよね。。

重要なのは「依頼内容を文章(テキスト)に整理する」ことです。口頭で伝える場合でも、一旦、文章化することで依頼内容が整理されます。また文章化しておけば、口頭で伝えた後でも、メール/チャットしておけば、伝達ミスもなくなります。

中間報告をお願いする

対応ありがとうございました。

(あー、お願いしていたイメージと違う。。)

例えば資料の作成を依頼していて、実際に出来上がりを確認するとイメージしていた内容と違う。。なんてことも、結構あるあるだと思います。

ここで重要なのは「中間報告」をお願いする。ということです。

方向性にズレがあると、双方に手戻りがでちゃうので、

3割くらいできたら共有してください。

↑これをやっておくと、いきなり最終形で全然イメージと違うということがなくなります。

「納期」「依頼内容」をしっかり伝えても、人間同士のコミュニケーションなのでどうしてもズレは発生します。なので、この中間報告をいれることが非常に重要です。この3つ目が、正しい依頼をできてない人で一番多いパターンです。

第2段階:「気持ちよく」お願いを引き受けてもらう方法

「正しく」お願いできたとしても、伝え方次第では、相手を嫌な気持ちにさせてしまい、断られるかもしれません。

なので、ココからが一番重要な「気持ちよく」お願いを引き受けてもらう方法です。お願い上手になるために是非、身につけてください!

お願いの背景/目的を伝える

背景/目的なし
背景/目的なし

A社の状況を説明する資料をグラフ中心に、2、3枚でまとめて欲しい。

↑のように依頼をされても、何のために準備するのかわからないので上司/部下の関係なら作業はしてくれると思いますが、「快く」は引き受けてくれないでしょう。人間は意味のない仕事をさせられることに激しいストレスを感じます。

一方で以下のように伝えるといかがでしょうか?

背景/目的あり
背景/目的あり

来週の営業本部会議で使うので、A社の状況を説明する資料をグラフ中心に、2、3枚でまとめて欲しい。状況を伝えてA社のプロジェクトに関わる追加人員を確保したい。

↑必要な理由が分かるので、受け手側としても気持ちよく仕事に取り組むことができます!

さらに目的/背景を伝えると「仕事のクオリティを上げる効果」があります。例えば参加者が分かると、何も知らないお客様向けのように細かくまとめるのか、状況は理解している人向けにまとめるかの判断ができます。

お願いされる側のメリットも伝える

お手間をかけてしまって、申し訳ないのですが〜〜

↑お願いをする場合に、頻繁に使う言葉だと思いますが、過度に申し訳無さそうにするにはNGです。なぜなら申し訳なさそうにする=非常に面倒でやりたくない仕事なんだ。というイメージが強くつくからです。

例えば、売上データの集計をお願いする場合、以下のようなメリットも伝えましょう。

売上データの整理をすることで現場の状況を把握できるし、今後の施策を検討するのにも役立つので、データ集計をお願いします。

あくまで丁寧に、謙虚にお願いするという前提のもとですが、メリットも併せて伝えることで気持ちよく仕事を受けてもらいやすくなります。

お願いされる側の自尊心をくすぐる

この件は、いつも丁寧なあなたに対応して欲しい!

どうかよろしくお願いします。

気持ちよくお願いを聞いてもらうために最も重要な要素は「自尊心を満たす」です。

そのために、なぜ他でもないあなたにお願いしているのか?を明確にすることです。誰でもできるような仕事だったとしても「いつも丁寧なあなたに対応してほしい!」など、明確な理由というよりは主観的な意見でもOKです。

人は頼られると自尊心が刺激され、気持ちよくなります。お願い上手はこの自尊心を刺激するお願いが抜群に上手です。これまで紹介した5つのテクニックと組み合わせて活用してください。

まとめ:お願い上手になると仕事の生産性もあがる

最後に本記事で紹介した内容をまとめさせて頂きます。

お願い上手になるテクニック
  • 第1段階:「正しい」お願いの方法
    • 納期を明確にする
    • 依頼内容を文章にする
    • 中間報告をお願いする
  • 第2段階:「気持ちよく」お願いを引き受けてもらう方法
    • お願いの背景/目的を伝える
    • お願いされる側のメリットを伝える
    • お願いされる側の自尊心をくすぐる

紹介したテクニックを活用いただくことで間違いなくお願い上手になります。お願い上手は自分だけでなく、周囲にもメリットがありますので、是非、身につけるきっかけにしていただければと思います!

また「断られない」お願い方法として、一度YESといったら後からNOと言いづらい(一貫性の法則)、なにか良いことをしてくれた人には恩で返したい(返報性の法則)など、「ビジネスで使える心理学|ズルいテクニック」も別記事で紹介してます。お願い上手/仕事上手になるために是非、学んでみてください!

このブログではビジネスパーソンの「市場価値をあげる仕事術」「転職に必要な考え方」を紹介してますので、よかったら他の記事もご覧ください。

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