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【面接官が語る】転職未経験者を採用したくない理由|転職未経験のデメリット

転職

転職”未”経験の20代後半〜30代の方は特に必見です!

転職をしたいけど、転職回数が多いと、市場価値が下がっちゃうんですよね?

↑これは、終身雇用が当たり前だった、20年前の価値観です。

たしかに短期間で何度も転職していると「すぐ辞めてしまう人」というマイナスの評価を受けることは、事実です。しかし、実は「一度も転職を経験していない人」も同じくらい採用する側の企業は警戒しています。

企業が転職”未”経験者を警戒する理由
  • 環境適応力が心配
  • 実績を信用できない

もちろん企業によって採用基準にバラつきはありますが、30代後半で初めての転職をしようとしても「門前払いになるリスク」は実際に存在します。

ぽりん
ぽりん

私は面接官として年間100回以上、採用面接に参加してました。また自分自身も3回の転職を経験していますので、企業側/転職者側、双方の役割で採用に関わってきました。

この記事では「転職未経験者を企業が警戒する理由」「対策方法」について紹介していきますので、最後までご覧ください。

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転職未経験者は「環境適応力が心配」

「環境適応力が心配」について具体例で説明をしていきます。

勤続15年の営業マンAさんアピールポイント
  • 忍耐強い
  • 会社に忠誠心が強い

↑つまり「カンタンには辞めない信頼できる人物です!」ということをAさんはアピールしています。

ただ、実際に転職をすると「仕事内容」「社風」「人間関係」など大きな変化があり強いストレスがかかります。

なので採用側からみると、1社に勤続15年のAさんには、以下の不安を感じます。

営業マンAさんへの企業からの不安
  • 現職の環境が、Aさんにあっているだけでは?
  • 新しい環境に挑戦し、対応した経験がないけど、大丈夫かな?

また全ての人ではないですが、年齢を重ねるほど、経験がプライドになって新しい環境への適応が難しくなる傾向があります。採用側は情報が少ないので、年齢による傾向を判断材料にするしかないというのも事実です。

ぽりん
ぽりん

さらに言うと、1社で勤続15年という方は「主体性」も少し心配です。転職によって自分で働く環境を”選択”してこなかったという見方もできるからです。(これも転職理由や背景次第なので、あくまで採用側の視点の一つです。)

まとめると、「転職は大きな環境変化を伴うので大きなストレスがかかります。その経験を30代後半まで1度も経験してこなかったことは転職市場では懸念点/弱点になります。」ということです。

転職未経験者は「実績を信用できない」

実績を信用できないというのは、職務経歴書でウソをついているとかそういう話ではないです。

1社しか経験がない場合、実績を「会社の力」「個人の力」なのか、判断が難しいということです。

具体的な例で紹介していきます。

勤続15年の営業マンAさんアピールポイント
  • 前年同期比で120%の売上UP
  • 営業ランキングでトップを獲得

↑これは転職者側の目線での実績アピールです。

しかし、企業側はこの実績だけでAさんを評価することできません。

営業マンAさんへの企業からの不安
  • 売上UP ⇒製品が良かっただけでは?
  • トップを獲得 ⇒割り当てられた顧客がよかったのでは?

たまたま運が良かっただけの可能性があるので、この時点では採用側は「営業マンAさん個人の力ではないのでは??」とどうしても慎重になります。

ぽりん
ぽりん

特に大企業出身者が、会社の力/個人の力を混同させがちです。大企業は企業ブランド力、製品力で他社を圧倒するだけの力があります。それを自分の力と勘違いしているケースは、面接をしていた時の体感として結構多かったです。

一方で、以下のような方は実績に信頼がおけます。

営業マンBさんのアピールポイント
  • 営業ランキングトップ:〇〇社での実績
  • 営業ランキング、常に上位3位以内:✕✕社での実績
  • 年間MVP受賞:△△社での実績

採用側が重要視しているのは、入社したあとに成果を上げてくれるのか?です。その意味では複数社で実績を出している人は「ウチでも成果を上げる可能性が高い!」という信頼感があります。

実績を信頼してもらうための「対策」については、次の章で説明します

転職を成功させるために準備すること

転職を成功させるには、企業から「ぜひ、ウチに来て欲しい!」と内定をもらう必要があります。そして、どんな人を企業は欲しているかというと「成果を出せる人」です。

成果を上げることにおいて大事なのは、一度のまぐれの大成功ではなく「再現性」です。つまりカイジみたいに奇跡的な大勝利をあげるけど大敗北するギャンブラーより、安定して成果を出してくれるゴルゴ13のような仕事人を求めています。

再現性は、結果だけではなくプロセスによって証明することができます。

再現性を証明できるアピール方法
  • 営業ランキングで年間トップ
    • 要因1:受注/失注の傾向から、勝率の高い顧客層を分析
    • 要因2:提案トークを自部署内で共有し、チーム全体で提案手法を改善

この方はデータを分析して勝率をあげる取り組みをしているので、違う環境でも成果をあげてくれそうです。さらに、部署全体を巻き込んで改善に取り組んでおり、組織にもいい影響を及ぼすことができそうな点も素晴らしいです。

つまり転職に向けて、準備すること実績を残せた成功要因/プロセスをアピールできるように言語化していくことです。この例はあくまで表面的な話ですので、面接ではより深い質問をされます。自分自身で「なぜ?なぜ?」を繰り返して、行動した理由まで落とし込んでいくことが大事です。

ぽりん
ぽりん

実は失敗経験もアピールポイントになります。

野村克也さんの「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」という名言があります。勝つ時はラッキーもあるけど、負けには理由がある。つまり理由を突き詰めて考えられる人は失敗から学び、プロセスを大事にしているので、成果の再現性に信頼をおけます。

まとめ:市場価値を上げるためプロセスを大事にしよう

最後にポイントをおさらいさせていただきます。

企業が転職”未”経験者を警戒する理由
  • 環境適応力が心配
    • 変化のストレスに耐えられるか心配
    • 主体性も懸念要素
  • 実績を信用できない
    • 会社の力?個人の力?が不明
    • 再現性に疑問が残る

↑上記の懸念事項を取り除く必要があります。再現性高く成果を残せることをアピールするために、成功の要因/プロセスを言語化していきましょう。

現在のような、変化の激しい時代を生き残るコツは、変化に乗れる主体的な人間になることです。転職前提で考える必要はありませんが、自分のキャリアは、自分自身でコントロールしていく時代です。

そして色々と考えた結果、転職を希望する場合は、転職エージェントの活用がおすすめです。

転職エージェントを活用すべき理由
  • 自分の希望にあった、企業をプロがリサーチして提案してくれる
  • 応募書類の添削/面接対策を実施してくれる
  • 日程調整や条件交渉まで支援してくれる

さらに「この会社は転職回数が多い人はダメです」「この会社は実力主義なので転職回数は関係ないです」などの企業毎の一次情報も転職エージェントが提供してくれます。

転職エージェントとの上手な付き合い方/オススメの転職エージェントについても紹介してます。

1社に務め続けることのリスクは理解できたし、転職も検討してみたいけど、アピールできるような実績がないよ。。。

という方は、まずはしっかり勉強して努力しましょう。大丈夫です。100メートルを10秒で走れ!みたいな身体的な努力には限界がありますが、仕事への努力は方向性さえ間違えなければ一定の成果を出すことは絶対に可能です。

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