サボるなんてけしからん!!頑張ることが大事。労働こそ美徳!
↑こんな価値観の人が多いので、サボり=悪という風潮が強いですよね。
でも、、、人生を楽しく生きている人、めっちゃ仕事がデキる人、は間違いなくサボってます。「サボり思考」を持ってます。
逆に真面目すぎる人は「ムダな努力」をしちゃってます。抜くところは抜く、メリハリが重要です。なぜなら私自身が、ブラック社畜でワーカーホリックの努力至上主義だったので、断言できます!
「サボり=悪いこと」と思っている方は、最後までご覧ください。私の体験談も書いておりますので、努力至上主義の洗脳から抜け出すきっかけにして下さい。
サボることは「悪」ではない/サボり思考が重要
社会人として与えられた仕事をやらないのは悪いことです。責任を放棄しており、周囲からの信頼を失います。最悪クビになります。
しかし「サボり思考」を持つことは良いことです。「サボり=ラクをしたい。面倒くさいことはしたくない。」ということです。手を抜けるポイントを見つけ、労力をかけるポイントに濃淡をつけることで、効率化することができます。
いきなり結論でしたので、もう少し段階を踏んで説明していきます。同じ成果をえるために「一生懸命に頑張る」と「ラクをする」のはどちらがいいでしょうか?それとも変わらないでしょうか?
おじさん
一生懸命頑張ったほうがいいに決まっているじゃないか!!
↑プロセスを評価することは悪くないですが、仕事で求められるのは過程ではなく結果です。苦労/努力を過度に評価するの「労働は美徳」という考え方を刷り込まれている可能性があります。。
どちらでもいいんじゃないかな?成果は同じなんだし。
↑結果を重視しているので問題なさそうですが、ラクしたい派のほうが合理的です。
なぜなら少ない労力で成果を出している方が「生産性」という観点でパフォーマンスが高いからです。つまり一生懸命にやればOKは、効率化を放棄しています。
ここまでの話をまとめると「生産効率=成果÷工数」という式になります。
- 一生懸命派 :成果ではなく、工数をみてるので論外
- 変わらない派:工数が不明なので、効率は良いのだろうか??
- ラクしたい派:どちらも見ているので、生産性が高い!
つまり「ラクをしたい=効率化をするために頭を使っている=生産性が高い」ということとなり、「サボり思考」が重要という結論になります。
効率的に「正しくサボる」方法
先ほどの章で紹介した通り、自分の責任を果たさないサボりはダメですが、「正しくサボる」ことは良いことです。正しくサボるための「3つのポイント」を紹介をします。
- 仕事を仕分けする
- やるべき仕事を効率化する:成功例から学ぶ
- 手を抜いていい仕事を減らす:徹底的に自動化
1.仕事を仕分けする
まずは「やるべき仕事」と「手を抜いていい仕事」に仕分けをしていきましょう。
- やるべき仕事=重要度が高く、信頼/評価に関わる仕事
- 手を抜いていい仕事=あまり頭を使わない定型的な作業
改めて考えると当たり前のことなのですが、これまでずーっと続けてきた仕事(作業)に対しては、思考停止でやることが当たり前になってたりします。なので、自分の仕事を冷静に見直して「そもそもやる必要あるのか??」と仕分けしましょう。
「重要度×緊急度」で整理するとやる/やらないを正しく判断できるようになります。仕事の優先度のつけ方について「最強のタスク管理術」という記事で詳しく紹介しているので、参考にしてください。
仕事を仕分けができたら、次は「やるべき仕事=効率化をする」「手を抜いていい仕事=減らしていく」という対策をして、さらにラクできる状態にしていきます。
2.やるべき仕事を効率化する:成功例から学ぶ
やるべき仕事には全力を出すべきです。なぜなら、やるべき仕事だからです(小泉構文)
というのは冗談で、成果がでると評価されるのが「やるべき仕事」なので、全力出したほうがコスパがいいです。
しかし「やるべき仕事」もバカ正直に全てを自分でやる必要はないです。過去の成功事例から学ぶ=マネすることで作業を圧倒的に効率化して、さらに完成度をあげることが可能です。
全く同じ前例でなくとも、重要なポイントを抽象化することで様々な事例をアイデアとして活用できます。
例えば「組織が縦割りなため、情報の連携ができてない」という課題に対して、過去に「店舗ごとに意思疎通がうまくできていない」という提案をしたことがあれば「組織を横断した情報共有」の事例として解決策を活用できます。抽象化する力を身につけるには「具体化⇔抽象化」の思考トレーニングという記事が参考になると思います。
少し話がそれましたが、自社内での情報共有はもちろん、インターネット上にある事例も参考になることが多々ありますので、やるべき仕事も「成功例をマネる」ことで効率化していきましょう。
3.手を抜いていい仕事を減らす:徹底的に自動化
手を抜いていい仕事とはいえ、仕事として任されている以上、放棄するのはあまり良くないです。なので可能な限りやらなくて済むようにしていくことが重要です。
自動化/効率化は一つ一つ非常に地味ですが、積み重ねが大きな効果を生みます。1日10分の作業を自動化できれば、1ヶ月で3時間以上も差が生まれます。3時間はバカにできない時間ですよね?
私が絶対にやったほうがいいと思う時短テクニックは、以下の3つです。
- メールのテンプレート機能
- 文字入力の辞書
- ショートカットキー
各テクニックについては、ちょっと長くなるので以下にまとめたので、気になったらみて下さい。とにかく面倒くさいことをラクしてできるように工夫していくことが大事です。
メールのテンプレート機能
メールは、定形で同じ文章を打っている部分が多少なりともあるはずです。それを毎回、手入力するのはムダです。なのでテンプレート機能で必要部分が入力された状態からメール作成をしましょう。設定方法は「お使いのメールシステム名(Outlook、Gmail、とか)+テンプレート作成」のキーワードでググってみてください。
文字入力の辞書
文字入力の辞書機能も同じです。定形あいさつ、固有名詞などは毎回入力するのはムダです。私の場合、「いつも」と入力すると「いつもお世話になっております。〇〇(社名)の〇〇(名前)です。」と変換されますし、「G」と入力すると「Google Workspace」と変換されるようにしてます。辞書登録は標準搭載されている機能を利用するのもいいですし、「Google日本語入力」などの外部システムを使ってもいいと思います。
ショートカットキー
ショートカットキーを使うことでキーボードからマウスに手を動かすムダな時間を省けます。1回はコンマ数秒ですが、パソコン作業をしていると1日で何度も行う作業なのでマスターしておくと、生涯時間で考えて、とんでもない時間の節約になります。色々なショートカットがありますが、とりあえず必須で覚えるべきショートカット一覧をご確認ください。
他にも数字集計などについては、数式/VBA、もしくはRPAなどを使って仕組み化する!という方法もありますが、ココでは具体的な内容というより、心構えを紹介します。
何かを仕組み化することは大変です。ですので、今後ずっと同じ作業をするなら仕組み化しておくことで、3ヶ月後には時間的にペイできる!など中期でやる意味を考えるようにしましょう。そうしないと「今のままでも困ってないし、やらなくていいんじゃない?」という悪魔の囁きに負けてしまいます。笑
【体験談】ワーカホリックの社畜がサボり思考と出会って変わったこと
私は元々、サボり=悪いこと!という考えでした。その理由は「自分は能力が低いから人の倍は努力しないといけない!」という学生時代/新卒時代に植え付けられた心理が働いていたのだと思います。
この考えは、超激務のベンチャー企業で働いているときには、さらに悪化していきました。プレッシャーと業務量によって「仕事をしていないと不安=仕事中毒」になりました。そして、バランスを崩した生活を続けているうちにうつ気味(燃え尽き症候群)になってしまいました。詳細は「ベンチャー企業で働くメリットとデメリット|激白!元社員の体験談」という記事をご覧ください。
その後、大手IT企業に転職したのですが、ベンチャー時代の反省を踏まえて、仕事とよい距離感をとれる「サボり思考」を身につけました。
「仕事で死ぬわけじゃない。一旦落ち着いて、冷静に状況をみていこうー!」
といい意味で力を抜けるようになりました。
労働時間によるゴリ押しではなく「最小工数で最大成果を出すこと」に頭を使うようになりました。ムダな業務をみつけては効率化を繰り返していました。
結果的に、自分だけではなく組織全体のムダをなくす活動になったので、会社から評価され、周囲から感謝されるようになりました。(自分がラクしたいだけだったのに。笑)
何が何でもやる!という気合も大事ですが、冷静に現状を見て全体最適を考える「サボり思考」は自分の市場価値を一段あげてくれたと感じてます。
まとめ:サボり思考は生産性をあげる
最後に本記事で紹介した内容をまとめさせて頂きます。
サボり=悪いこと。。と思っていた方が、サボり思考ってイイね!少し取り入れてみよう。と考えていただくきっかけになれば幸いです。
努力至上主義の社畜だった私自身が実践して、効果を実感してますので是非!!
この記事で紹介したのは、考え方の前提です。実際に「最小工数で最大の成果を出す」ために、色々な思考法/テクニックも学んだほうがよいです。具体的な方法も紹介してますので、以下の記事もご覧ください。
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