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頑張る「だけ」では意味ない|努力は「量」より「方向」が大事

転職

もっと、頑張らないと。。

結果がでないのは努力が足りないんだ!!

↑ちょっと待ってください!本当に努力不足ですか?努力すればいつかは報われる。と信じ込んでいませんか??

「努力は報われる!」→この言葉は、半分ウソです。世の中には、どうしようもない才能という差があります。

しかし日本は過度に努力を推奨する風潮があります。それは戦後の日本の教育が、上に歯向かわない「作業者」を生み出すことを目的にしていたからです。そのために、努力自体は尊いことだと刷り込み続けています。

じゃあ、努力なんて全く意味ないのか?というとそうではないです。真逆のことを言いますが、努力すること、行動することは必要です。問題なのは、自分の特性を知らずに「やみくも」に努力することです。それは地図もコンパスも持たずに走り回ることと同じです。つまり努力ではなく、遭難です。

この記事では、努力自体に意味がない理由、正しい努力の方法、自分にあった仕事見つけ方を紹介します。頑張りすぎている人、何をやればいいのか悩んでいる人は、是非、ご覧ください。

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「頑張る」ことに意味はない

世間一般的な認識だと、がむしゃらに努力することは素晴らしいとされています。

成功者
成功者

若いときは寝る時間もないくらいに働いた!

努力すれば夢は必ず叶う!!

↑という成功者のエピソードを聞いたことがあるからです。これが「努力は必ず報われる」という話につながり、マジメな人ほど「努力」に追い詰められていきます。

そんな努力至上主義で苦しんでいる方に、絶対に知っておいて欲しいのは「成功するために努力は必要だが、人によって才能が違うので、同じように努力しても成功するとは限らない。」ということです。

身も蓋もない、ものすごく当たり前のことなのですが、理由を説明していきます。

人は生まれながらにして才能(限界値)に違いがあります。努力はその限界値のどこまでを使えるようにするかのトレーニングです。

例)才能と努力の関係

才能が「Aさん:10」「Bさん:15」「Cさん:20」だったとします。

・Aさんは限界まで努力して10を引き出した。
・Bさんが努力しないので7の力になった。
・Cさんはそこそこの努力で13の力になった。

この場合、Aさんは努力でBさんの才能を抜くことができました。しかし、Cさん以上に努力したけど才能の違いで勝つことはできません。

↑ココでお伝えしたいのは「努力は無意味!」ということではないです。上記の例の通り、素晴らしい才能を持っていたとしても努力しないと能力は劣化するので、努力が必要なのは間違いないです。

お伝えしたいのは「自分の才能を活かせる場所=他人より得意な分野で努力をするべき!ということです。

でも、自分にはなんの才能もないよ。。。

↑と絶望する必要はないです。もちろん「野球で世界一になりたい!」ということであれば、大谷選手のように才能に恵まれた上に、とんでもない努力が必要です。

しかし「楽しく充実した人生を送りたい」ということであれば、自分の中にある能力を理解して、戦略を立てて、努力をすれば、十分に達成可能です。この「脱・社畜へのスキルアップサイト」で一貫してお伝えしたいのは、この話です。

自分にあった努力の見つけ方

「自分の能力を理解する→戦略を立てる→努力する」という順番が大事です。

自分の能力を理解できていないことが問題。

何を努力すればいいのか分からない。。。

↑こうなりますよね。なので、自分自身を知るための方法を紹介していきます。特に、仕事を選ぶ上で大事な「得意」と「好き」を理解する方法にフォーカスを当てていきます。

自分の「得意」を知る方法

「得意」を知るための方法として、まずは以下の質問に答えてください。

得意を知るための質問
  • 頑張らなくても周囲よりうまくできることは何ですか?
  • 他人からどんなことで褒められましたか?
  • 最近イラッとしたことはありますか?

1つ目、2つ目の質問は、意識していないけど上手にできる。まさに得意を言語化するための質問です。例えば、勉強してないのに数学だけは成績がよかった、複雑なことを分かりやすく説明するのが上手で褒められた、仕事が早いね、などです。

3つ目の質問は、少し毛色が違います。自分ができて当たり前と思っていることを、周囲ができていなかった場合、イラッとしてしまいます。つまり周囲より得意なことの可能性が高いです。

あまり複雑に考えすぎず、とりあえず思いつく限りたくさん書き出しましょう。その中に、自分が得意としていることの、共通点が見つかります。

また自分の得意を最も正確に知る方法は「自分の長所はどこかな?」と周囲に聞いてみることです。

自分では俯瞰して見れないので、自己分析よりも人に聞いてみるほうが客観的に自分を知ることができます。回答してもらうときは「優しいところ」のような抽象的な単語ではなく、なるべく具体的なエピソードを話してもらいましょう。

できれば同じ交友関係ではなく、職場、学生時代の友人、家族など属性の違う人達から多角的に意見をもらえると良いです。場面ごとに、自分の発揮している能力は違うからです。

いやー、恥ずかしいな。

なかなか聞きづらい質問だ。

↑お気持ちはよく分かりますが、自分の得意を知ることは、今後の人生をかけた重要な情報なので勇気を出して相談してみましょう。

自分の「好き」を知る方法

次は「好き」を知る方法ですが、自分の好きなことは自覚している方も多いと思います。しかし何が好きか分からない。趣味も特にない。という方は、以下の質問に回答してください。

好きを知るための質問
  • お金を払ってでも勉強したいことなんですか?
  • スマホ/PCの検索履歴にどんなキーワードがならんでいますか?
  • 本屋でブラブラして気になる本のタイトルは?

好きが分からないという場合は、自分の内面にある感覚を言語化していくことが大事です。気になったキーワードからそれがなぜ気になったのか?を考えて見ると自分の好きに気づくきっかけになります。

逆に自分が好きなことはわかってる!という方の場合、本当に自分を理解できていますか?

野球が好きです!!

↑これでは全然ダメです。野球をプレーするのが好き?見るのが好き?でも、全然違いますし、見る場合も応援するのが好き?分析するのが好き?でも変わってきます。

ポイントは「野球」という名詞ではなく、応援する/分析するのような動詞で分解するとより解像度高く自分の中の好きを理解することができます。

自分にあった仕事の見つけ方

「得意」と「好き」が分かったら、2つをかけ合わせて、できそうな仕事を考えましょう。

例えば、数学が得意、複雑なことを分かりやすく説明できる、野球を分析するのが好き。ということであれば、プロ野球のデータアナリスト、野球をデータ分析した結果を面白く伝えるYouTuber、などが考えられます。

しかし、実際は2つがバッチリ当てはまる仕事に巡り会えることは少ないです。見つかったとしても、上記のようなYouTuberをいきなり本職として仕事にはできないかもしれません。

重要なのは「得意」を優先することです。理由は2つあります。

1つ目は、成果がでないと楽しくないからです。なのでまずは得意を活かせる仕事にしましょう。何をするにしても成果がでる/勝つから楽しいです。負け続けても楽しいと思える人は少ないと思います。

2つ目は、好きは変わっていくからです。いろんなことをやっているうちに、新しい好きが見つかる可能性がありますし、本当の価値観に気づいて変わっていく可能性があります。

なので、後天的に変わることがない「得意」→「好き」の順番で考えましょう。得意を強い武器に磨き上げてから好きに拡張していく。みたいなステップを考えるとよいです。

例)得意から検討するか?好きから検討するか?

得意=文章を書くこと、好き=旅行をすること、の人の場合

好き」から検討:旅行会社に就職。添乗員やツアー先の企業との交渉が主な仕事で、文章を書く力を発揮する機会は全然ないので、成果も残しづらい

得意」から検討:ライターになる。実績を積みながら書けるジャンルを広げて、旅行についても書けるようにする。成果を出しつつ、好きなことも仕事にできる。

↑あくまで例ですが、まずは得意を活かして成功体験を積むことが非常に大事です。

※補足:それでも自分がやりたいことが分からない人へ

質問に回答してみても、実際にやってみても得意なこと、好きなことが分からない。どうしたらいいんだ。。という方へ。

以下の2つを追加で考えてみてはいかがでしょうか?

絶対にやりたくない仕事は?

やりたいことがわからないのであれば、とりあえず嫌を省くことから始めてみましょう。得意/好きを見つけられなくても、ネガティブな方面なら自分を見つめやすいです。

あなたのコンプレックスは?

長所と短所は表裏一体です。そしてコンプレックスになっている苦手部分を「苦手だからこそ〜〜」と言い換えてみましょう。

  • 内向的な性格だからこそ、静かな環境で集中力を高めることができる。
  • 人見知りがだからこそ、一対一の関係を深めることが得意になっている。
  • 短気な性格だからこそ、スピーディーな意思決定や行動力がある。

好き/得意を見つけられないのであれば、苦手な側面から自分を見つめてみるのもよいです。

まとめ:得意を活かせる戦略(キャリアプラン)を考える

最後に本記事で紹介した内容をまとめさせて頂きます。

ガムシャラに努力をする前に、方向性を見つめ直そう
  • 成功に努力は必要だが、人によって才能が違うので、努力しても成功するとは限らない
  • 得意を見つける方法
    • 頑張らなくても周囲より上手くできること
    • 周囲の人に聞いてみる
  • 好きを見つける方法
    • 気になっているキーワードをかき集める
    • 名詞ではなく動詞で好きを分析する
  • 自分にあった仕事=得意/好きを含めた仕事だが、見つからない場合、得意を優先するべき

終わらない自分探しにならないように、方向性を見つける必要があります。この記事の内容が、少しでも自分の得意/好きを見つめ直すきっかけになればうれしいです。

私の個人的な意見としては、何でもやってみないと才能があるか分からない。新しいことに好奇心を持ち続け、うまくできなければ損切りする。そして、基礎スキルを磨き続けると、色々なことに応用がきくようになっていく。と思ってます。

このブログではビジネスパーソンの「市場価値をあげる仕事術」「転職に必要な考え方」を紹介してますので、よかったら他の記事もご覧ください。

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