どのアニメ作品を見ようかな？と選ぶとき「タイトル」「キャラデザイン（絵柄）」でおおよその内容をイメージして、判断の基準にしていますよね？
しかし、内容はめちゃくちゃ良いのに、タイトルやデザインで勘違いされて損してる作品がたくさんあります！！
そこでこの記事では、「タイトルで損してるアニメ」「キャラデザインで損しているアニメ」を全部で12作品、紹介します。
私の「視聴前のイメージ」と「視聴後の感想」もあわせて書いています。
隠れた名作を知りたい！って方は、是非、この記事をご覧になってください。
タイトルで損してるアニメ 7作品
ワンパンマン
趣味でヒーローを始めた男・サイタマ。彼は3年間の特訓により無敵のパワーを手に入れた。だが、あまりに強くなりすぎてしまったゆえに、どんな強敵が相手でもワンパンチで決着がついてしまう。「圧倒的な力ってのは、つまらないもんだ」 そんな平熱系最強ヒーローの前に、今日も新たな敵が現れる。
ワンパンマンってきいて、「ん？アンパンマン？」って思いました。そして、主人公が頭ツルツルだったので、「あー、リアル版アンパンマンねー。」って判断してました。
私は愚か者でした。確かに主人公「サイタマ」はアンパンマンのように一撃＝ワンパンで相手を倒します。しかし、子供向けではない「超神作画」で描かれた迫力満点のアクションシーン、サイタマが登場するまでの魅力的な味方側の苦戦／善戦を含めた濃厚なストーリー。
めっちゃ面白いバトル系アニメやん！と改心しました。制作会社が変わった影響なのか、2期は少し賛否の評価が別れていますが、とにかく1期は見てほしいです。（3期続編もずーっと待ってます。）
幼女戦記
日本でサラリーマンをしていた男性が事故で死亡し、異世界で「ターニャ」という女の子として転生をした。転生後は帝国軍士官学校で、航空魔導師として輝かしいキャリアを築くべく研修に励んでいた。しかし、協商連合の越境侵犯をきっかけに、帝国と協商連合は戦争状態へ。ターニャは単独で敵の魔導師中隊と交戦することになる。
「幼女」がパワーワード過ぎて、正直ちょっと引いてました。幼い女の子が戦場を舞台にキャッキャウフフってしながら生活するほのぼの系？自分の趣味じゃないなぁ。。と思ってました。
実際は、近代ヨーロッパをベースにした硬派な戦記系アニメです。そこに魔法要素が入るのですが、ファンタジー的な魔法というよりは戦術兵器的にどう活用するか？なので戦記要素がさらに際立ちます。
エロマンガ先生
高校生でライトノベル作家の和泉マサムネには、引きこもりの妹・紗霧がいる。彼女は1年前に妹になったが、全く部屋から出てこないまま。そんなある日、彼の小説のイラストを描いているイラストレーター・エロマンガ先生の正体が紗霧であることが判明する。
タイトル聞いたときに「おいおい、地上波で放送しちゃダメじゃないか？」って思いました。だってエロマンガって直接的な表現すぎてダメでしょ。
実際の中身は「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」の伏見つかさ×かんざきひろのタッグでコメディ要素＋兄妹で夢を追う姿も描いたホームドラマ的な作品です。
ちなみに、「エロマンガ先生」というド下ネタなペンネームは紗霧が自分でつけたのですが、下ネタ系の話は絶対NGなところがカワイイです。笑
魔法少女まどかマギカ
どこにでもいる平凡な中学2年生・鹿目まどかは、ある日不思議な生物「キュゥべえ」と出会ったことで大きく運命が変わっていく。魔法少女と呼ばれる不思議な力を持った少女たちと、人間の敵である魔女との戦いを描く。
「魔法少女＝小さい女の子向け」って公式がありますので、深夜枠ってことは俗に言う「大きなお友だち」が対象なのかな？って思ってました。
まずは3話まで見てください！衝撃の展開が続き、気づいたら最後まで一気観していると思います。スリリングなダークファンタジーの世界観にハマること間違いなしです。
芸能人にもファンが多くて、「東野幸治」「加藤浩次」など魔法少女ものを絶対に見なさそうなおじさんも絶賛してるので魔法少女というキーワードを恥ずかしがらなくて大丈夫です。笑
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
「ダンジョン」と通称される地下迷宮を有する巨大都市・オラリオ。人の夢と欲望全てが息を潜めるこの場所で、 少年・ベルは一人の小さな「女神」に出会った。駆け出しの冒険者となった少年と新米の女神を中心に冒険の物語が始まる。
「とりあえず、タイトル長すぎじゃない？？」って感想と、ダンジョンで出会い？どういうこと？というタイトルから内容がイメージできないので、なんとなく避けてました。
まず、出てくる登場人物達は、誰も「出会い」を求めてません。純粋に夢を実現させるために冒険をしています。超王道の異世界ファンタジーとしてめちゃ楽しめます。良くも悪くもタイトルとのギャップがすごいです。
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。
友達のサリーに勧められてVRMMOゲームを始めたメイプル。開始早々ステータスを防御力に全て振ってしまったので、受けるダメージが0なことに気づき、さらには運良く一撃必殺のカウンタースキルもGET。異常な戦いぶりから「歩く要塞」とも「ラスボス」とも呼ばれることになり、ますます成長していくノーダメージでノンストレスな大冒険が幕を開ける！
2020年に放送された作品なので、この手の長いタイトルも一般的になってました。ただ、「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」って感想を言われても。。。そ、そうですか。って印象でした。しかもVRMMOものってことは、バトル中心なのかな。と思ってました。
印象としては間違いではないのですが、これまでの俺ツエー系の話ではあるのですが、ほのぼの感が強い異世界ファンタジー系としては、超おすすめです。主人公・メープルがめちゃくちゃで想像の斜め上の能力強化を披露する流れが毎度おもしろいです。
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
高校2年生の梓川咲太は、様々な“思春期症候群”という特殊な現象を引き起こした少女達と出会う。例えばそれは、図書館で出会った野生のバニーガール。彼女の姿は、周囲の人間の目には映っていなかった。その現象の解決に向けて咲太が、様々な経験をしていく。青春ラブコメ／ミステリ
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか？」のパロディっぽいタイトルに何となく拒否反応をがあって、なかなか手を付けられませんでした。あとバニーガール、青春ブタ野郎もなかなかのパワーワードで。。。
しかし偏見取っ払って視聴してみるとめっちゃ面白かったです。SFミステリーをベースに青春ラブコメで、魅力的なキャラがたくさん出てきます。化物語が好きな方には超オススメです。演出は違いますが、奇妙な現象を解決する、美少女たくさん、主人公が青臭い（笑）、など似ている点が多いです。
キャラデザで損しているアニメ 5作品
メイドインアビス
隅々まで探索された世界に唯一残された秘境の大穴・アビス。どこまで続くのかも分からない深い大穴には奇妙な生物が生息し、貴重な遺物が眠っていた。アビスの縁に築かれた街に住むリコはアビスの謎を解き明かす探窟家になることを夢見ていてる。そんなある日、リコは少年の姿をしたロボットと出会ったことから、物語は大きく動き出す。
丸っこいカワイイ、キャラデザなので小学生低学年向けのドキドキ・ワクワクな冒険アニメっぽく見えました。
騙されていはいけません。中身は超本格的な冒険ストーリーです。そして、小学生が見たら泣き出すくらいエグい表現もありますので、グロ苦手な方は閲覧注意！！
王様ランキング
国の豊かさ、抱えている強者どもの数、そして王様自身の強さ、それらを総合的にランキングしたものが、王様ランキング。王様ランキング7位のボッス王が統治する王国の第一王子ボッジ。初めての友達・カゲとの出会いと小さな勇気で彼の人生は大きく動き出す。
絵本から飛び出してきたような可愛らしいデザインなので、子供向けと勘違いしていました。
しかし、中身は「友情」「特訓」「戦闘」などの王道冒険ストーリーになっています。ボッジ王子は、めちゃくちゃ非力で、耳が不自由（言葉もうまく話せない）という大きなハンデを負ってますが、彼の心の強さに視聴者側の感情が揺さぶられます。笑
ODD TAXI（オッドタクシー）
身寄りはなく、他人とあまり関わらない、少し偏屈で無口な変わり者のタクシー運転手・小戸川が主人公。趣味は寝る前に聞く落語と仕事中に聞くラジオ。彼が運ぶのは、どこかクセのある客ばかり。バズりたい大学生、売れない芸人コンビ、街のゴロツキ、売出し中のアイドル…何でも無いはずの人々の会話は、やがて失踪した1人の少女へと繋がっていく。
動物達の日常？一体なんのアニメ？？って感じでした。
中身は「伏線回収がすごいサスペンスドラマ」って感じです。本当に少しだけネタバレするとなぜ動物の姿なの？とかも終盤理由が分かります。この作品、声優も注目で、主人公の小戸川は鬼滅の刃で大人気の「花江夏樹」ですが、全く爽やかでない声ですし、売れない芸人はお笑いコンビの「ダイアン」が実際に演じてますが、なかなかいい味を出してます。
ジョーカー・ゲーム
世界大戦の火種がくすぶる昭和初期、帝国陸軍の結城中佐によリ極秘裏に設立されたスパイ養成部門「Ｄ機関」。その機関員はスパイ活動に必要なありとあらゆる技術を身につけ、任地へと旅立っていく。味方を欺き、敵の裏をかき、世界中を暗躍していく。
何に損してるって、登場キャラクターが全部いっしょに見えるんですよね。。そしてストーリーの都合上、時系列も前後するのでちょっと混乱してしまうかもしれません。
ただ、基本的には1話完結で鮮やかなスパイの手口でスリルと爽快感を楽しむことができます。またスパイは「目立ってはいけない」をリアルに表現するために、戦闘は少ないです。その代わりに、極上の頭脳戦を楽しむことができます。
CLANNAD -クラナド-
進学校に通う高校3年の岡崎朋也は、学校一の不良で問題児。だがある日、引っ込み思案で病弱な女生徒、古川渚と出会ったことで、彼の生活は変わりはじめる。渚の目標である演劇部再建を手伝うなかで、人と深く関わる痛みと喜びを知り、人間的に成長していく。
この作品を紹介したいがために、この記事を書いたと言っても過言ではないです。名作！と言われ続けており、アニメ好きなら一度は聞いたことがある作品ですが、キャラデザがどうしても受け入れられなくて、敬遠しつづけてました。
「クラナドは人生」ってネットスラングがあるのですが、「は？何を言うてんねん」って鼻で笑ってました。
申し訳ございません！！私が間違ってました！！クラナドは人生です。
特に2期にあたる「After Story」は涙なしでは見れません。就職して、結婚して、親になって、、と人生の経験を積み重ねた人にほど、深く刺さると思います。（クレヨンしんちゃんの「オトナ帝国」で泣いた方は絶対泣きます。笑）
まとめ／感想
「タイトルで損している作品」「デザインで損している作品」を紹介させていただきました。もしイメージで視聴をしていなかったのであれば、無料登録で視聴できるので、お時間あればぜひご覧ください。
ちなみに、他にもタイトルで損してるなと思う作品もあります。参考までに3作品ほど。
- 無職転生 ～異世界行ったら本気だす～
- 出会って5秒でバトル
- 転生したらスライムだった件
タイトルの印象と実際の内容のギャップは、内容が良いときは視聴前のハードルを下げているのでよい効果もあるのかな？なんて思ってます。とりあえず外見ではなく、中身が大事ってことですね！！笑
他にもおすすめアニメを紹介しているのでよかったら、ご覧ください〜
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