- 「これから成長して成果をだしたい!」と思っている若手社員の方
- 「部下の育成について何から教えればいいのか?」と悩んでいる管理職の方
お悩みを解決するために、5分だけお時間ください。本記事を読めば、下記のような優秀なビジネスパーソンの仕事のすすめ方を身につけることができます。
文章にすると、当たり前な内容ですが、実行できている人って少ないですよね?これを実行できるようになるには、ビジネスパーソンに必須な4つの基礎スキルを身につける必要があります。
本記事では、これら能力をどのように身につければよいか、体系的に分かりやすく紹介している「コンサル1年目が学ぶこと」から特に重要なポイントを抜粋して、ご紹介します。
いやいや、コンサルの仕事じゃないから、俺は関係ないよ。
どうせ謎の英語単語ばっかりでてくるんでしょ(偏見)
あらゆるお仕事における基礎能力なので、十分参考になると思います。
ちなみに、謎の英単語はそんなにでてきません。笑
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1.対話術:「伝わる」ことが最重要
話は結論から:PREP法
「結論から話す」
結論から話すメリットは、話がシンプルになり短時間で相手に必要な情報を伝えられることです。
ビジネスにおけるコミュニケーションの鉄則と言われますが、意外とできていない人が多いです。ダラダラ〜とたくさん話して、結局なんの話しだったの??ってなった経験ないでしょうか?
結論から話す方法としてPREP法というものがあります。話し方はもちろん、文章や資料の作成にも応用でき、体系立てて情報を伝えることができます。
数字(ファクト)で伝える
クライアントや上司を納得させるには、数字と論理で事実を話す必要があります。
なぜなら、上位役職の人ほど数字で物事をとらえ合理的に判断するからです。
「論理的に数値化された事実」で相手に情報を伝えましょう。
若手であるほど、数値化された事実こそが最大の武器になります。
事実をベースに話せば「やるな!」と一目置かれる存在になるでしょう
逆に、「事実」と「解釈」が混ざった説明はダメな人の典型です。どこまでが事実で、どこからが主観をまじえた意見なのか?不明な人には、以下のツッコミがはいります。
それって、あなたの感想ですよね?
なんかデータとかあるんですか?
数字でものごとを考えるには、「ファクトフルネス」がとても有効です。世界的な名著で100万部うれている本の要約もありますので、ご参考までに!
相手の期待値を把握する
ビジネスは、相手の期待を超え付加価値を出すことで評価されます。
そのためには、まず相手が「自分になにを期待しているのか」を正確に把握する必要があります。求められていないことに時間を使っても評価されません。
仕事において、指示や依頼はあいまいなことが多いです。ですので、上記のポイントはしっかり確認しておくだけで成果を出しやすくなるわけです。
2.思考術:フレームワークで考える
ロジックツリーを使いこなす
マインドマップともいわれますが、これを活用することはどのような業務においても、非常に有効なので、ぜひ活用しましょう。
具体的には、以下のようなイメージです
「売上拡大」というテーマから要素に分解していき、具体的に実施するべき施策を検討していきます。やみくもに「あれも」「これも」と実行するより、選択肢を整理して施策の目的が明確になるので大きな効果を生むことができます。
ロジックツリーに、数字を加えることで優先度を明確にできます。
ものごとを構造的にとらえるために、使いこなしたいですね。
雲雨傘の論理
雲雨傘の理論とは、事実・解釈・アクションを区別することの例えです。
大事なのは、雲雨傘の3つを「区別」することです。なぜなら、事実と解釈が混同したり一部を省略してしまうと、筋の通らない論理になり相手に伝わらないからです。
つまり、以下のツッコミがはいります。笑
それって、あなたの感想ですよね?
なんかデータとかあるんですか?
(2回目)
仮説思考を持つ
仮説思考とは「もしかしたら、こうじゃないか?」と、予想できる範囲で仮説を立てる思考です。
仮説の時点では間違っていても全く問題ないです。仮説思考をもつ最大のメリットは、結論まで最短でたどり着く可能性を高めることができることです。
「仮説 ⇒ 検証 ⇒ 考察 ⇒ 仮説・・・」のサイクルを回すことで、正解までたどり着きます。
例えば、殺人事件の調査もしらみつぶしに進めるわけではなく、「推理(仮説)」に基づき怪しそうなところから証拠集めをしていきます。
ビジネスにおいて自分で考えて意見を持つことはとても重要です。雲雨傘の理論で、解釈を悪のように感じられたかもしれませんが、あくまで事実と解釈を分けなければいけないということです。
「で、君はどう考えているの?」に対する回答が自分の価値になります。
事実+仮説はセットで意見するようにしましょうー
仮説をたてるには、物事を具体化/抽象化して捉える思考トレーニングがおすすめです。ぜひ、コチラの記事もご覧ください。
3.デスクワーク術:スピードこそ正義
デスクワークを最速でこなせる=「生産性が高い」に直結します。テクニックは様々ありますが、超重要な2つを紹介します。(本書では、12個の手法が紹介されていました。)
議事録は「決議」「非決議」「ToDo」にまとめる
議事録は発言の記録ではなく、後日の証拠となるよう決定事項を簡潔に書きましょう。一言一句もらさずに、書いてある、超長文の議事録を送られてもおそらく誰一人みることはないでしょう。
大事なことは、「なにが決まって」「なにが決まらなくて」「次になにをするか?」を参加者で合意をとることにあります。なので、議事録のフォーマットとしては、以下がおすすめです。
- 日時/場所/参加者
- アジェンダ
- 決定したこと/決定しなかったこと(次回に持ち越したこと)
- 次回に向けた宿題(誰がいつまでにやる)
- その他、メモ
誰が見ても、この会議でなにが行われたのかが明確です。議事録は構造化して作成しましょう。
パソコン作業はひたすら効率化する
パソコンでの作業時間を短縮できれば、その分「考える」時間が持てます。なのでパソコンでの作業時間は仕事スピードに直結します。
では、具体的にどうするか?ショートカットを活用して、マウスを使わない作業法を身につけましょう。マウスに手を移動させる、コンマ数秒の積み重ねが、一年単位で見ると数時間の差になります。
「Ctrl+C」コピー、「Ctrl+V」ペーストなどは知っている方も多いと思いますが、実はマウスに触らなくてもキーボード上で多くの操作が可能です。最低限知っておいたほうがよいショートカットをご紹介します。
- コピー【Ctrl+C】
- 切り取り【Ctrl+X】
- ペースト【Ctrl+V】
- もとに戻す【Ctrl+Z】
- ファイルやフォルダの名称を変更するキー【F2もしくはFn+F2】
- 上書き保存【Ctrl+S】
- 新規フォルダ作成【Shift+Ctrl+N】
- ページ印刷【Ctrl+P】
- パソコンをロックする【Win+L】
- ファイル名指定して実行させる【Win+R】
- マイコンピュータを起動させる【Win+E】
- コントロールパネルを開く【Win+U】
- 検索【Ctrl+F】
- 文字の置き換え【Ctrl+H】
- 全選択【Ctrl+A】
- すべての画面を最小化する【Win+M】
- デスクトップを表示させる【Win+D】
- 画面を閉じる【Alt+F4】
- 画面切り替え【Alt+Tab】
- ブラウザのページを移動【Alt+←もしくは→】
- ブラウザのページを最大・最小化する【Win+↑もしくは↓】
Windowsショートカットだけでなく、Officeソフトのショートカットキーもたくさんありますので、徐々に覚えていきましょう。
ちなみに著者は、コンサルでは新人時代にマウスを取り上げられることがあるそうです。
日々の積み重ねで体に染み込ませましょう。
4.ビジネスマインド:成果にコミットする
プロは価値(バリュー)を出す
マインドで一番大事なことは「仕事の価値を決めるのは自分ではなく相手」ということです。
「自分は頑張ってる。一生懸命やってる!」という主張は、相手が価値を感じていないのなら、まったく意味はないです。厳しい表現になりますが、ただの自己満足になってます。
しかし、スゴイことをしなければいけない!ということはないです。目線がちゃんと貢献すべき他者の方向を向いていれば価値のある仕事をできているはずです。
会社に入った後、プロとして行うべき役目は「顧客に満足してもらった対価として報酬を頂いて、会社に利益をもたらす」ということです。とてもシンプルですが、非常に重要なことなので、しっかりと覚えておきましょう。
成果にコミットする
コミットとは「約束したことを必ずやり遂げるという約束」のことです。大事なのは、「成果」に「コミット」することです。先程の章でも紹介したとおり、成果を決めるのは相手なので、相手との約束をやり遂げるということです。
いやいや、何を当たり前のことを堂々と。
同じこと2回いってるだけじゃないか。
確かに仰るとおりです。ただ例えば、お客様と約束した納期に間に合いそうにない。。ってときに、あなたならどうしますか?
コミット力が強い人は、徹夜してでも、他者の力を借りてでもなんとか約束をやり遂げます(※徹夜など不正労働を推奨しているわけではありません。)
「約束を守る」を積み重ねることでしか、信頼と評価を勝ち取れません。これも地味ですが、社会の真実です。
まとめ/感想
ご紹介してきた内容をまとめさせていただきます。
最後まで読んで頂いた方ならおわかりかと思いますが、4章のマインドが最重要です。対話、思考、デスクワークのスキルはビジネスマインドという土台のうえに乗っています。土台の大きさ次第で、どこまで成長できるかの上限が決まります。
本書は技術だけではなく、ビジネスマインドについてしっかり書かれており、若手社員、教育するマネジメント層にもおすすめですので、お手にとっていただければと思います。
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最後になんのために頑張るのか?なにをしたいのか?という、自分のキャリプラン、人生の目標についてお悩みであれば、以下の記事もぜひ、ご覧ください。
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