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嫌われる上司の特徴|嫌われ上司は「必要悪」なのか?

転職

あの部長はみんなから嫌われてる、、、

職場の雰囲気も最悪だ。。

上司(リーダー)によって職場の「雰囲気」は大きく変わってきます。雰囲気の悪さはメンバーのモチベーション低下につながり、生産性が落ちている可能性があります。実際に「職場に嫌いな上司がいる」と7割以上が回答しているアンケートもありました。

ただし、職場は仲良しクラブではないので、厳しい指摘をしない(甘いことしか言わない)が正解ではないです。ときには上司が「嫌われ役」になるべきシーンもあります。

そこでこの記事では、「嫌われる上司の特徴」をランキング形式で紹介しつつ、その嫌われ要素は、「必要悪」なのか「ただのなのかも、一緒に解説していきます。

「こんな嫌な上司いるよね。」のあるあるネタで楽しんで頂きつつ、上司の立場の方は自分の行動を振り返ってメタ認知をするきっかけにもして頂ければと思います。

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5位:人の感情に寄り添えない上司

「人の感情により添えない上司」は、頭がいいエリートタイプに多いです。

仕事をする上で、論理的に正しい判断をすることは非常に重要です。しかし、完全に感情を無視して組織は成立しません。人間には感情があるので、理屈では正しいことも感情的に受け入れづらい、、なんてことは、普通にあります。

アクシデントがあったとしても、結果を出すのが仕事です。

言い訳はいいので、リカバリープランを出してください。

は、はい。すみません。。

(とはいってもさ、仕方ないじゃない、、)

↑予期せぬアクシデントがあったのであれば、一般的には感情的な労いの言葉をかけるでしょう。その上で、なんとかリカバリーの方法を考えましょう。という話が必要になります。

しかし感情により添えない上司は、言ってることはその通りなので、部下は「はい、、、。」というしかない状態になります。さらに酷くなっていくと、反論の余地のない正論で部下は指示され/詰められるので、精神的に疲弊し、言われた通りに動くロボットのようになっていきます。

このタイプの上司は「必要悪」or「ただの悪」??

本当に正しい判断/決断を感情抜きに実施しているロジカルな上司なのであれば、会社にとって「必要悪」である可能性が高いです。

一緒に働いてるときは、ド正論を真正面から突きつけられるので部下としては非常にキツイ思いをするかもしれません。

しかし、判断/指示が成果につながっているのであれば、上司から正しい考え方を身につけ、ビジネスパーソンとレベルアップできる可能性が高いです。また成果を出すことで、自信を持つことができますし、市場価値もあがります。

(数年後)めちゃくちゃ厳しい人だったけど、

自分を成長させてくれたのは、◯◯さんでした。

↑のようになるので、本当に正しい判断をしている上司なのであれば、歯を食いしばってついて行くべきだと思います。

逆に、判断が正しくなく(チームとしても成果がでてない)のであれば、ただのサイコパス野郎なので、距離をおいたほうがいいです。

4位:相手によって態度をかえる上司

「相手によって態度をかえる上司」を具体的にいうと、上の人にはペコペコ頭をさげて絶対服従、部下には強気で接してくる。また部下の中でも、お気に入りの人には甘く、気に入らない部下にはダメ出しをしまくる。こんな人のことです。

先ほどの「感情により添えない上司」とは、逆で判断の基準が「人間」に紐付いています

そして、このタイプの一番ヤバいポイントは、部下の評価も「好き嫌い」でしてしまうことです。つまり仕事で成果を出すより、上司に気に入られた方が高評価を得られるということです。

すると、マジメに仕事で成果を出すことがバカらしくなり優秀な人が辞めてしまい、上司にゴマをすった無能な人が昇進していきます。さらにその昇進した部下も、同じように「好き嫌い」で評価をするので、、という地獄のようなサイクルが会社の中に構築されていきます。

このタイプの上司は「必要悪」or「ただの悪」??

基本的には「ただの悪」です。しかし、一概に人として「悪」とは言いづらいです。

なぜなら、相手によって態度を変えるというのは、人間であれば誰でも無意識にやってしまっていることだからです。さらに上記の通り、評価に「好き嫌い」が入ってる会社で育ってきた人なら、それが「当たり前」になっているかもしれません。

つまり悪気なく、会社とはそういうものだと思っている可能性すらあります。

なので、露骨に人によって態度を変えるコウモリ野郎であっても、正面から批判しないほうがいいです。

かわいそうに。。ツライんだね。。(人間として小さいね。。)

↑と思うようにして、距離をとるようにしましょう。そうしないと、自分自身も無意識のうちに同じレベルで思考することになります。そして最終的には、自分も人によって態度をかえる人間になってしまいます。

3位:気分屋で考えがコロコロ変わる上司

「気分屋で考えがコロコロ変わる上司」とは、今日の気分次第で、同じ内容でも許可されたり不許可になったりするようなタイプのことです。

今日はどうだろうな?

機嫌をとらないといけないので、大変。。

↑部下からすると、ムダな気を使わないといけないので接しづらいです。

またこのタイプは「考えがコロコロ変わる」という特徴もあります。朝令暮改という言葉の通り、朝に言ってた内容が夕方には変わっており、部下の立場からすると振り回されるので、大変です。

人は自分がやっている仕事に価値を感じたいのですが、コロコロ意見が変わってしまっては、これまでやってきたことを否定されている感じがして、心中穏やかではいられないです。

結果的に、周囲(部下)をコマとしか見ていないと思われるので、信頼関係を築くことも難しいです。

このタイプの上司は「必要悪」or「ただの悪」??

このタイプは、気分で周囲を振り回すことで、チームとしてのモチベーションを下げていますので、基本的には「ただの悪」です。

しかし、「変更された指示が正しい」という前提付きで「必要悪」にもなります。

上司の役割は「チームで成果を出すために、最善の選択をし続けること」です。しかし、一度自分がした決定を変えることは、自分自身を否定することなので精神的な負荷がかかります。それを前言撤回して、正しい方向に変更できているのであれば、会社にとっては「必要悪」です。

とはいっても、部下からすると「感情により添えない上司」と同様に、振り回されて負荷が高くなるので、適度な距離をとらないと精神的にツラくなるかと思います。

2位:自分がすべて正しいと思ってる上司

「自分がすべて正しいと思ってる上司」とは、言葉のとおり、自分以外の意見を受け入れられない人です。つまり、頑固な人です。

ただし、一言で頑固と言っても良い/悪い、2つのパターンがあります。

良い頑固は、理想を追求するためにこだわっているタイプです。理想のためなら、手段は問わず前に進みたいと思ってます。つまり「方法」ではなく「結果」にこだわっています。

「自分がすべて正しいと思ってる上司」は、悪い頑固です。頑固になっている理由が、自分が周囲より優れていることを証明したい!なので、一度決めたことを変えたくないのです。ですので「結果」より一度決めた「方法」に固執します。

このタイプは、自らの間違いを謝りません。よくあるのが、間違って部下を責めてしまった時です。

先週までにやっておいてと依頼したのになんでやってないんだ!!

いえ、納期は1週間後ですよ。依頼メールにも書いてますし。

えー、そうだったか?それならそうと早くいってくれよ。

↑まずは、勘違いを謝れよ。と思いますが、謝罪は、自分が優れてないことを認めることになるので、謝れません。結果的に、周囲から信頼されることはないです。

このタイプの上司は「必要悪」or「ただの悪」??

上記で紹介した悪い頑固の場合、間違いなく「ただの悪」です。

さらにタチが悪いのは「相手によって態度をかえる」が組み合わさっている可能性が高いことです。つまり上層部にはペコペコ頭をさげて、自らのチームには王様気取りで偉そうに振る舞っている典型的なパワハラ上司にメガ進化するからです。

一方で「結果にこだわる」良い頑固な人は、周囲とは意見の相違から摩擦を生む可能性がありますが、目的に向かって筋を通している「必要悪」になります。

同じ頑固というカテゴリーですが、どちらが人間として尊敬できるかは、比べるまでもないです。

1位:失敗を部下のせいにする上司

「失敗を部下のせいにする上司」とは、半沢直樹に出てきた大和田常務的な人です。

部下の手柄は上司のもの。上司の失敗は部下の責任!

↑ドラマなので大げさに演出されていますが、実際の社会にも実在します。それも、それなりの頻度で。。

大前提として上司は様々な権限と引き換えに、責任を取らなければいけません。どんなに小さなミスであっても、上司の責任です。

よくあるのが、上司の上司(仮に部長)から、ミスを指摘された場合の上司(仮に課長)が、チームメンバーの責任にして、部長と課長で一緒に攻めるというケースです。

これは絶対にダメです。課長は自分の責任であると認め、謝罪し、その後でメンバーと失敗してしまった原因/対策を考える。というのが組織として正しい形になります。

この特徴が1位なのは、組織運営の原理原則破っているので、この特徴の上司がいる組織は内部が腐っている可能性が高いので、1位にさせて頂きました。

このタイプの上司は「必要悪」or「ただの悪」??

2位〜5位までは、悪い部分が多いですが、必要悪な一面もありました。しかし、失敗を部下のせいにする上司だけは、弁護の余地なく「完全な悪」です。

自分のチームの責任がとれないのであれば、リーダーをするべきではないです。しかし、このタイプがそれなりに多いのも残念な事実です。実際に他記事のコメントでも、この責任をとらない上司に悩まされているというお声をたくさん頂きました。

残念ながら普通の企業では、上司を選ぶことはできないので、「この人の下にいたらヤバい!」と思ったら異動or転職を検討したほうがいいです。

まとめ:ヤバい上司から自分を守ることが最優先

最後に本記事で紹介した内容をまとめさせて頂きます。

嫌われる上司の特徴:Top5
  • 5位:人の感情に寄り添えない上司
  • 4位:相手によって態度をかえる上司
  • 3位:気分屋で考えがコロコロ変わる上司
  • 2位:自分がすべて正しいと思ってる上司
  • 1位:失敗を部下のせいにする上司

この記事でお伝えしたかったことは「人の一側面だけを見て、良い/悪いを決められるほど、社会は単純ではない」ということです。長所と短所は表裏一体ですし、ある人にとっては最高の上司でも、ある人にとっては最低な可能性もあります。

そして結局は、自分が働きやすい環境は自分で作るしかないです。どうしてもガマンできないこと、ヤバい上司にあたった場合でも、いつでも転職できるように自分自身の市場価値を高めていれば、選択肢を広げることができます。

このブログではビジネスパーソンの「市場価値をあげる仕事術」「転職に必要な考え方」を紹介してますので、よかったら他の記事もご覧ください。

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