こんな特徴の会社は辞めるべき!!転職の時代だー!
↑みたいな記事/動画はよく目に入ります。ただ、辞めたほうがいい「理由」が定義されていないので、「スグ辞める」「将来的に辞めたほうがいい」がごちゃごちゃになっている。と思ってます。
ですので、転職したほうがいいのかな?と悩んでいる方に、整理して情報をお伝えできればと思い動画を作成しました。
まず辞めるべき理由を大きく分けると、以下の3つに集約できます。
そして1〜3の会社にどんな特徴があるのか?いつ辞めるべきなのか?もかわってきます。この動画では、それぞれの特徴と対策について説明しますので、ご自身が働いている会社が特徴に当てはまっているか確認して、今後の参考にして頂ければと幸いです。
1.辞めるべき理由:ストレスが強すぎて心身に不調をきたす
「ストレスが強すぎて心身に不調をきたす」会社は、シンプルに労働環境が悪すぎです。
仕事は生きていくための「手段」であって人生の「目的」ではないです。そして自分の心身の健康以上に大事な仕事なんてありません。ですので、心と身体の健康が害されそうなのであれば、四の五の言わずに、退職/転職したほうがいいです。
そんな「ストレスが強すぎて心身に不調をきたす」会社の特徴を紹介していきます。
長時間労働/過剰な仕事量
毎日、毎日、残業つづきで、睡眠も十分にとれないよ。。
長時間労働が「フツウ」になっている会社は非常に危険です。過剰な仕事量があることは強いストレスにつながりますし、睡眠時間を十分に確保できなくなります。
睡眠不足が続くと、脳にダメージが蓄積して、思考力が低下します。すると、その状態をなんとかしたいと思うこともできなくなり、自覚症状が出たときには「うつ状態」になってしまっています。
安すぎる給料+残業代の未払い
こんなに頑張ってるのに、これだけしか給料をもらえない。
自分はなんて無価値な人間なんだ。。。
最低賃金や労働基準法に違反し、残業代や休日出勤手当を支払わない会社は非常に危険です。
最低限の保証もされていない状態は、人間としての自尊心が傷つけられて心身に強いストレスを与えることになります。そしてお金がないと日々の生活のなかでも我慢をしいられることになり、ストレスを感じる要因になります。
上司からの過度なプレッシャー
上司にツメられるのが怖い。。
会社に向かおうとすると足が震える。。
多少、忙しく、給料が低くても「良好な人間関係」を築けている職場であれば、ストレスという観点からの懸念事項は少ないです。
逆にどんなに高い給料をもらっていたとしても、恐怖を感じるような過度なプレッシャーからは逃げたほうがいいです。人間の心を最も疲弊させるのは人間関係です。
対策:今スグ脱出するために活動開始
先程も紹介した通り、自分の心身の健康以上に大事な仕事なんてありません。ですので、すぐに脱出するべきです。
ただし、失業手当などの給付を有利に受け取るために、会社が不当な雇用をしていたことを証明するための材料を最低限集めてから退職することをオススメします。
すでに医師の診察をうけて、診断書があるのであれば、上記に関係なく退職して問題ないと思います。
2.辞めるべき理由:会社に将来性がない
当たり前ですが、会社が倒産すれば個人の将来なんて保証されません。つまり、将来性がない会社に思考停止で在籍し続けることは、大きなリスクを先送りにしていることになります。
そんな「将来性を感じられない」会社の特徴を紹介していきます。
業界の将来性がない(斜陽産業)
業界自体が縮小している。
どんなに頑張っても成果がでない!
業界全体の流れは、会社/個人の力ではどうにもできません。例えば、インターネットが発達した世の中では、どんなに凄い会社でも「FAX」で事業を伸ばしていくことは不可能です。
こういった縮小していく産業は、創意工夫の余地が少ないので、個人としても「スキルが身につかない」「成果をあげる難易度が高い」という2つの理由から、市場価値を下げてしまいます。
変化を嫌う古い社風で閉塞感がある
昔からこのやり方でやってきた。
勝手に変えるなんて許さない!
世の中は絶えず、変化しています。ですので、会社の事業も仕事のやり方も変化し続けないと時代についていくことはできません。つまり、これまでのやり方に固執して変化を嫌う会社に将来性はありません。
具体的には、「生産性よりも働くこと(時間)を重視する」「縦社会で年功序列」「社内の飲み会が多い」「新しいツールをあまり導入しない」みたいは会社は危険です。
理念/道徳にかける売上最優先
本当にこの商品を売る意味があるのか、、
社会に迷惑をかけているのでは??
会社なので売上/利益を出すことは非常に重要です。しかし、あまりにも売上優先で倫理観にかけたビジネスをしている企業に先はありません。昔から「三方良し」と言われるように、関係者双方にメリットがない取引は続きません。
例えば、「老人を騙して高額な金融商材を契約する企業」「価値が下がることがわかっているのにワンルームマンションを売りつける企業」など、購入者側に不利益がある商材で一時的に利益を出しても、事業を継続していくことは難しいです。
また倫理観がある人は、そこで働くことで精神を病んでしまう可能性すらあります。
対策:中長期のキャリアプランを考える
方向性を決めずに転職をしてしまうと後悔する可能性があります。焦る必要はないので、自分がこれからどうしていきたいのか、しっかり自分の価値観に向き合いキャリアプランを練りましょう。
そのためにステップをざっくりお伝えすると以下です。
↑上記を考えた結果、将来性がない会社で働き続けることが差分を満たす方法にならないのであれば、転職を「手段」として利用するという判断になると思います。
繰り返しになりますが、重要なのは目的(個人の価値観)です。「目的達成のための手段の一つとして転職がある」という考え方をすれば、誤った選択をすることは非常に少なくなると思います。
詳しく説明していくと非常に長くなるので、以下の記事も参考にしてください
参考記事:人生100年時代の生存戦略|軸ずらし転職
参考記事:自分の価値観を知る方法
3.辞めるべき理由:自分の将来性がなくなる
最後の「自分の将来性がなくなる」は、現状に居心地の良さを感じている人ほど、要注意です。
現時点では、会社の待遇もよく、将来安泰に思えても、数十年後にどうなっているかはわかりません。事実、昔は安心安全の象徴だった「銀行」ですらリストラをする時代です。そして根本的な対策としては「自分の市場価値を高める」ことです。
そんな「自分の将来性をなくしてしまう(可能性がある)」会社の特徴を紹介していきます。
ラクすぎる
ノルマもないし、厳しい上司もいない。
ストレスフリーでラクな職場だ!
素晴らしい職場ではあるのですが、人間は本能的にサボってしまう性質があります。これは、脳の仕組みとしてそうなっています。例えば、ごはんを食べなければ痩せる!という理性でわかっていても、本能に負けて食べてしまう。と同じ話です。
そして、適切な負荷がかかることで人間は成長しますが、ラクすぎる環境では「成長しない」だけではなく、能力は衰えていきます。
つまりラクすぎる会社にいると、努力をしている人と比較すると年々、能力差が広がります。そして相対的に、市場価値が低くなっていきます。
学ぶことがない(やりきった)
この会社では、学ぶことがない。
目指したいモデルケースになる先輩もいない。
「この職場で学ぶことはない。やりきった!」という感覚があるようであれば、環境起因で成長をする機会がなくなっているということです。
つまり先ほどと同様に、成長がとまれば市場価値は落ちていくことになります。
対策:市場価値をあげる方法を考える
基本的には先程と同様に、自分の価値観を見つめ直して、中長期でのキャリアプランを考えていくことになります。
ただ、違いとしては会社自体に問題はあまりないということです。論点は、「自己成長できる機会をどうやって作るのか?」になります。ですので、転職は手段の一つになります。
会社に限定せずに自分の能力UPを機会として、「外部スクールで語学/プログラミングなど新しいことを学ぶ」「副業で新しいビジネススキル/ノウハウを実践してみる」「自己研鑽として読書で学ぶ」など色々な選択肢を持つことができます。
まずは自分がなりたい姿にしっかりと向き合ってみる機会を作ってみましょう。
まとめ:未来から逆算してキャリアプランを考える
最後に本記事で紹介した内容をまとめさせて頂きます。
なんでもかんでも「転職すべき!」みたいな風潮がありますが、状況によって転職という「手段」をどのように使うのか?は変わってくる。ということを考えるきっかけにして頂ければ幸いです。
最終的には市場価値をあげることが、自分自身を守ること、そして自由に仕事を選択する権利を得ることにつながります。
このブログではビジネスパーソンの「市場価値をあげる仕事術」「転職に必要な考え方」を紹介してますので、よかったら他の記事もご覧ください。
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