人のせいにするな!自責思考で考えろよ!!
↑こんなことを上司から言われたことはないでしょうか?
いや、そんなこと言っても俺のせいじゃないし。。
↑と納得できていない場合もあると思います。
あれもこれも自分のせいです。不景気なのも、戦争が起こってるのも自分のせいです。
↑一方で、自責思考がよい!と盲信して、なんでも背負い込む間違った自責思考で自分を追い込みすぎている人もいます。。
自責思考になれない気持ち、痛いほどわかります。なぜなら私自身がバリバリの他責思考→100%自分が悪い思考に振り切ってしまって、非常に苦労をしてきたからです。。
今では自責思考を身につけることができた(かな?)と思いますが、基本的に自責思考で考えることはメリットだらけです。そして、正しい自責思考になれなかったのは「なぜ、自責思考で考えるべきなのか?」を正しく理解していないからでした。。
この記事で「自責思考になるべき理由」「自責思考のメリット(詳細)」「自責思考になる方法」について紹介します。考え方を変えるきっかけになれば幸いです。
自責思考になるべき理由:アウトプットの質が変わる
まず自責思考/他責思考について、簡単に整理します。
- 自責思考・・原因は自分にある
- 他責思考・・他人/環境に原因がある
言葉の意味はまったく難しくないです。しかし、実際の生活や仕事のなかで自責/他責がどのように影響を及ぼすのか、イメージがつきづらいので具体例で説明していきます。
例題)あなたの部下がメールの送信先を間違ってしまい、取引先に迷惑をかけた。
なにやってるんだ!!と部下に怒りたくなる気持ちもわかりますが、部下のミスは当然、上司の責任になります。組織で動いているので当たり前ですね。
発生してしまったことはしかたないので、以下のように対策をしていく必要があります。
- 反省して原因を特定
- 再発防止策を検討
- 組織で仕組み化
もちろんトラブルは起こらないほうがいいですが、トラブルがきっかけで改善サイクルがまわるので、組織/個人としても貴重な成長の機会となります。
「ふーん」って感じだと思いますが、ココから本記事の大事な部分です。同じように改善に向けた行動をとったとしても、自責思考の場合/他責思考の場合で、アウトプットの質が大きく変わります。
↑対策が自分自身のことではないのでコントロールできない。精神論的な対策になってしまうので、安定した結果がでない。
↑仕組みでコントロールできるので「成果」につながる。組織全体で良質な改善サイクルを回していくことができる。全体最適化につながる。
つまり自責思考/他責思考は「思考の起点」が変わってくるので最終的な効果にも差が生まれます。
自責思考のメリット
自責思考がいいのはわかったけど、そんなきれいごとが通じるの??
先程、紹介した効果はまだ入り口です。この理解度では、本当の自責思考を身につけることはできないです。
本心から「自責思考のほうがいい!」と思わないと精神衛生上ツラくなってしまいますので、以下の3つのメリット(効果)を順番に紹介していきます。
圧倒的に成長スピードがあがる
成長するには「人より多くの失敗を経験して改善を繰り返す」しかないです。
その点で自責思考の人はより多くの成長機会を、自ら生み出しているので成長スピードが早いです。さらにミスを正面から捉えているので、先に紹介したとおり「改善の質」も高いです。
- 成長スピードが早い
- 評価される
- 裁量が大きくる
- 成長機会が増える
↑のような好循環になります。成功している人が自責思考なのは、成長/評価のループに上手く入っているからです。この事実は心から「自責思考になりたい!」と思うには重要な情報だと思います。
失敗の重要性を学べる「失敗の科学」という本を読むことで失敗に対する恐怖心を減らすことができますので、参考にしていただければと思います。
市場価値があがる→社畜を脱出できる
場当たり的な精神論ではなく「仕組み化/全体最適」を考えられる人は重宝されます。なぜなら組織全体に好影響を及ぼす、貴重な人材だからです。貴重な人材は評価も高くなります。当たり前ですね。
問題なのは「仕組み化/全体最適」を考え、結果も出しているのに、評価しない会社(組織)ですね。これは評価制度がダメダメなので、早く転職しましょう。。
転職はハードルが高い、、、評価されないのは自分の努力が足りないから。。(自責思考??)
↑この場合の正しい自責思考は「結果を出しているのに評価してくれない」環境を選択している自分が原因です。(※出している結果が小さすぎる/会社から求められてない内容。など成果について客観的にみる必要はあります。)
転職について不安を感じる必要はないです。ちゃんと全体最適で考えられて、評価されるべき実績を残せる人は、転職市場でも引く手あまたです。
ウソだと思うなら転職エージェントに登録して市場評価を確認してみてください。「オススメのエージェント+上手な付き合い方」の記事を参考にしてください。
人間関係が快適になる
正しい自責思考を身につけると、自分ではどうにもできないことに悩まなくなります。
コントロールできるには自分の行動だけ。他人の考え方を強制的に変えたり、行動を完全に制御することはできない。
↑本当の自責思考になるためには、この考え方を身につける必要があります。最も難しいポイントですが、他人に対してイライラした時に何度も「自分は自分、他人は他人」を繰り返すと、自然にできるようになります。(反復練習が必要です。)
結果的に、他人に対して、負の感情が発生しなくなるので非常に快適になります。
この考え方はアドラー心理学の「課題の分離」と同じです。
アドラー?心理学??課題の分離??なんだか、難しそう。。
そんな方には、世界累計480万部を突破しているベストセラー「嫌われる勇気」という本で学んでいただくのがオススメです。非常に読みやすい本です。本の要約記事も用意しているので、よかったらご覧ください。
自責思考になる方法:最終的な目標を考える
自責思考になるには「原因は自分にある。自分がコントロールできる範囲でどうやったら問題の回避や解決ができただろう?」と考え続ける必要があります。
ただし、頭を使い続けるので非常に疲れます。人間は楽な方に流れるので「疲れる自責思考」→「楽な他責思考」になってしまいます。(他責にしたほうが心も楽ですし。)
非常に残念なお知らせですが、本当の自責思考は魔法のように一瞬で身につくものではないです。何度も何度も実践して自分の血肉にしていく努力が必要です。
努力を続けるには強烈なモチベーションが必要です。そのために、自責思考で考えることによって「自分をどう変えたいの?どうなりたいの?」という最終的な目標を考える必要があります。
つまり「自責思考になるべき理由」「自責思考のメリット」は自分自身の最終目標に向かうための手段として有効なのかを判断する材料(情報)です。この記事で得た情報から、本当に行動するかはあなた次第です。
ちなみに、、最終目標が分からない。。ということであれば、「人生の軸」を見直す必要があります。以下の記事で自分を見つめるのに役立つ手法を紹介してますので、参考にしてください。
まとめ:自責思考の方がラクに生きられる
最後に本記事で紹介した内容をまとめさせて頂きます。
自責思考になるの、大変そうだな。。
↑と感じた方もいるかと思います。しかし、私の体験談としては大変だけど余りあるメリットがありました。仕事も上手くいくようになり、人間関係での悩みが激減しました。
この記事が、自責思考になることを前向きに検討いただくきっかけになれば嬉しいです!
最後に1点だけ注意点をお伝えさせてください。冒頭の上司のように「上司から自責思考を強要することは最悪の他責思考」です。最悪のパワハラ上司にならないように覚えておいて下さい。笑
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