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全ての悩みは対人関係が原因「嫌われる勇気」:オススメ本の要約

ビジネス本

「全ての悩みの原因は対人関係である」というアドラーが提唱した心理学に基づいて、具体的なお悩みの解決方法が書かれているのが、「嫌われる勇気」です。世界累計480万部を突破しており、大ベストセラーとなっています。

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心理学とか偉そうに語られるの好きじゃないんだよね〜

どうせ難しい言葉で正論を押し付けてくるんでしょ。

分かります!私も嫌です。なので、なかなか手をつけられずにおりました。しかし、この本を読むことになった時の私は、「世の中、生きづらい!てかシンプルに生きてるって辛い!!」って状態にまで追い込まれておりました。

ただ読んでみると、めちゃくちゃ読みやすいんです。何故かというと、人生に悩んでいる「青年」と心理学者「哲人」の2人の会話形式で進んでいっており、カウンセリングを自分も追体験しているような感覚で読んでいくことができます。特に序盤は、哲人が言っていることに読者としては「ん??」ってなるのですが、そこに青年がバシバシ切り込んで行くので感情移入して読み進められます。

こんな方にオススメ
  • 自分の人生が幸せではないと感じて悩んでいる
  • 人間関係がうまくいっていない。周囲との関わりを円滑にしたい
  • ひねくれたモノの見方をして、素直に助言を受け入れられない自覚がある(笑)

先程、青年に感情移入すると書きましたが、実は後半では私は、哲人側に感情が移行していました。自分自身がアドラー心理学に共感したタイミングから、以下のように感じるのではないかと思います。

ぽりん
ぽりん

青年!もういいんだ。。お前の言い分もわかるけど、、、

意地を張らずに素直になって、一緒に楽になろうよ

こんな感覚になれれば、この本に書いてあることに一定の共感を持てているということだと思います。実際に本を読んで頂くことを強くオススメしますが、概要を頭に入れてからだとより理解しやすいと思いますので、まずはこちらの記事も最後までご覧頂ければ幸いです〜

「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」の要約

「嫌われる勇気」、続編の「幸せになる勇気」は原案は岸見一郎氏、対話形式に落とし込んだのは古賀史健氏です。この手の哲学書って、洋書が多くて特に日本人には読みづらい事が多いですが、会話形式で進んでいくという点で非常にユニークであり、内容を理解しやすくし、世界中で売れているという背景があります。

「嫌われる勇気」の概要

自己肯定感が低く人生に悩む「青年」がある日、人は今日からでも幸せになれると説く「哲人」の元に訪れるところから物語はスタートします。全5回の議論が行われますので、それぞれテーマ毎に内容を紹介をしていきます。

1.原因論ではなく目的論へ

哲人はこれまでの経験/過去があったから今の思考(トラウマ)になっている「原因論」を強く否定します。今の目的によって人は行動する、という「目的論」を唱えます。

具体例を出すと、「いじめをうけたから、部屋に引きこもる」というのが原因論。「誰かに心配してほしいから、引きこもる」というのが目的論です。

考え方を変えるだけで、過去の経験の捉え方が変わってきます。原因を気にするのではなく、目的に気持ちを向ける考え方にしようというのが、アドラー心理学の目指すところなのです。

ぽりん
ぽりん

1章からガーンって頭を殴られて感覚になりました。笑

できない理由を探してきて、自分に対して言い訳をしているだけ。は衝撃でした。

2.すべての悩みは対人関係

「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」というアドラー心理学の主張に対して、青年は「お金の悩みは違う」と抗議します。しかし、世界中に自分一人だった場合、お金はただの紙切れで悩みにはなりえません。

裏を返せば、人との関係性によって、行動や感情(悩み)が変化するということでもあるのです。いわゆる年収や幸せについての悩みも、他人がいてこそ成立するものということです。

3.対人関係のスタートは他者課題の分離

アドラー心理学は、対人関係のトラブルに遭遇した時「誰の課題であるか」を考える必要があると説いています。たとえば、「勉強して資格を取得しなさい!」という上司がいたとします。勉強するか決めるのは部下自身です。上司は部下の課題に入り込んできたことになります。上司の言葉に対して「そんな指示は聞けません!」と部下が反発したとします。

「その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?」を考え、課題を分離していくと、勉強しない判断をしたのは部下なので、上司は勉強することを強要した時点で他人の課題に介入していることになります。

ぽりん
ぽりん

少しドライに感じますが、結局は他人は変えられない。自分ができる範囲は決まっている。

「馬を水飲み場まで連れていくことはできても、水をのませることはできない」ってことわざがピッタリ当てはまりますね。

4.対人関係のゴールは共同体感覚

アドラー心理学では、「課題の分離」を対人関係のスタートとし、ゴールは「共同体感覚」だとしています。共同体感覚とは、「他者を仲間だと見なし、そこに「自分の居場所がある」と感じられること」です。共同体の中で他者貢献できていると感じることで、自分は価値があると思うことができるのです。

他者貢献というと、ボランティアや仕事などで何か大きなことを成し遂げなければならないと感じる人もいるでしょう。しかしアドラー心理学はという考え方をしています。

ぽりん
ぽりん

ココが本書の一番のポイントだと思います。TV版エヴァンゲリオン最終話の「僕はここにいていいんだ!!」「おめでとう!」の流れは、まさに共同体感覚を得た瞬間ですね。笑

5.ありのままの自分を受け入れる

青年は、哲人と議論を重ねていくうちに、人生の意味はなんだろうと考えはじめます。 質問を投げかけると、「一般的な人生の意味はない」という衝撃の答えが返ってきました。

この答えには続きがあります。「人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ」と。わたしたちは、たった今から変わることができます。過去も未来も関係なく、今をどう生きるか。どんな意味を持って生きるかは、自分で決めることができます。

「幸せになる勇気」の概要

前回から3年の月日が経ち、アドラーの思想に感化された青年は教師になっています。その彼が再び哲人のもとを訪れ、まさかの告白をするところから物語は始まります。それは「アドラーを捨てるべきか否か」という苦悩でした。

作者の岸見一郎氏は、本書のあとがきやインタビューで「『嫌われる勇気』が地図なら、『幸せになる勇気』はコンパスである」と語っています。大きな特徴として、この本ではアドラーの語る「愛」や「自立」について深く踏み込んでいるという点があげられます。

ぽりん
ぽりん

正直、前作よりも難解です。私は正確に理解しきれない部分もありました。

ただ、指導をする立場だが、接し方に悩んでいる。。って方にはオススメします。

・親子関係が上手くいっていない親御さん

・部下とギクシャクしているマネージャー

1:尊敬する事が自立のスタート

哲人は、青年の課題である「教育」を軸にアドラーの思想を説いていきます。まず、教育が目標とするところは、無力で不自由なところからの「自立」であるとしました。そして自立の入り口は「尊敬である」と。尊敬とは「他者の関心事に関心を寄せる」ことを第一歩としました。

また青年のような教師の場合、子供達に対して尊敬の念を持つことが求められます。上下なくすべての人間と横の関係を築くことが必要です。同じ目線に立って接する事で、自分を子供扱いするのではなくひとりの人間として向き合ってくれている、いわば「尊敬」されていると感じるのです。

2:褒めても叱ってもいけない

人は、称賛を得るために努力をします。しかし達成できなかったり努力し続ける根気がなかったりして称賛を得られなかった場合、「注目喚起」へ移っていくのです。先生をからかうことなどで周りの注目を集めようとします。つまり誰かに叱られることまで計算した行動なのです。

しかし、ここで叱ってしまうと、相手の問題行動をより助長することになります。そのため、アドラーは叱ることを否定するのです。問題行動を助長させないためにも、「人は特別である必要はない」「ありのままで価値がある」ということを教える必要があります。

ではなぜ褒めてもいけないのか。褒めることは能力のある人が能力のない人を評価することだからです。上下関係が生まれ、結果競争に繋がります。他者に自分の評価を任せてはいけないのです。それは自立とは程遠い「依存」だからです。

ぽりん
ぽりん

確かに、ビジネス、スポーツに限らず優秀な指導者って褒めも叱りもせずに、ただただ相手を信頼して話を聞いて一緒に考えているエピソードが沢山ありますね。

3:競争原理から協力原理へ

褒めることは競争が生むことに繋がります。褒められることを目的とした競争原理の中で生きていたら、人は他者を全て敵とみなしてしまうのです。

そこで登場するのが協力原理です。元々人間は不完全なもので、その弱さゆえに共同体を作ります。そして、他者と弱い部分を補う「分業」という画期的な生産手段を身につけてきました。

これがアドラー心理学のいう仕事の定義でもあり、人間の根本的な欲求である所属感、つまり他者貢献に繋がるのです。協力原理の中で生きるためには、他者を信じなければならない。そのために他者を尊敬する必要があり、教育現場である学校はそうした共同体感覚を身に付ける場として定義されるのです。

4:自ら与えることが「信頼」につながる

哲人は交友関係において、相手のことを条件付きで信じる「信用」ではなく、無条件に信じる「信頼」を推奨します。そんなこと怖くてできない!と思う人は多いでしょう。それは、他者どころか自分も信じられていないのではないから、かもしれません。

人と人は、永遠に分かり合えないからこそ、信じるしかないのです。目の前の人にまず信頼を寄せる。そこから始めてみましょう。与えてもらうことばかり考えず、自ら与えてみることを、アドラー心理学は提唱しています。

5:「愛する」人生を選ぶ

他者を信じるという行為は、受動的なものではなく能動的な働きかけです。「愛」とは、自分でも他人でもなく、自らの意思で何もないところから「わたしたち」の幸せを築きあげようとする決意です。

自立とは「自己中心性からの脱却」だと哲人は言います。愛することに向き合い、人生の主語を「わたし」から「わたしたち」へ変えることなのです。それを成し遂げた時、本当の幸せを手に入れることができるはずだといっています。

ぽりん
ぽりん

正直言いますと、私は4章、5章に書かれていることの全てを理解できませんでした。

この残酷な世の中には、信頼できない人から身を守らないといけないのは事実です。

なので私なりの解釈としては、『「無条件に信じて、最悪の場合、裏切られてもいいと思える人」と出会えたら全力をもって、信頼=愛することが、結果自分も含めて幸せになる。』です。

まとめ

非常に多くのメッセージと学びがある本ですが、超大雑把にまとめるた私なりの解釈ですが、

嫌われる勇気

他人はそこまで自分に興味を持ってない。なので自分がしっかり自分の事を好きになってあげる。周囲には尊敬の念を持って、自分ができる範囲で貢献していく。称賛ではなく、貢献できていること自体に満足することで、自分の為に人生を生きていくことができる。

幸せになる勇気

人間に上も下もない。どんな立場の人に対しても、まずは自分から相手を尊敬し、一人の人間として向き合うことで相手も信頼してくれる。結果的に信頼できる仲間が増えて、競争ではなく共創していくことで幸せになれる。

って感じでしょうか?自分でいうのもなんですが、結構しっくり来てます。笑

あとこの本を読んで1点だけ注意して方がいいなと思った点があるので、お伝えします。

この本の考え方を他人に「強要」してはいけない

ということです。例えば、社会的に上の立場の人間が「共同体(会社)への貢献を強要する」「原因は自分にあるとして、下の立場の人間に自責思考を持てとして押し付ける」など、フレーズを切り取った悪用は絶対ダメです。あくまで当人がこの考えに納得した上で、能動的に行動を起こすべきです。

ちなみに自己肯定感を高くする方法については、以下の記事でも紹介してますので、よかったら是非!

私自身が、対人関係が楽になりましたし、人生のうちで一度は読んでおくべき本だと思ってます。ただ本ってタイミングが非常に重要ですので、今は全然刺さらなかった。という人も、人生に困った時、改めて手にとって貰えればと思います。

ただ、このタイトルの記事をココまで読んだということは、間違いなくこの本の情報を欲しているので、是非実際に読んで見て下さい。笑

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