最近、イライラしたことって何かありました??
この前、上司がいきなり仕事を押し付けてきました。
定時直前にですよ。ありえない!!!
子どもが反抗期で全く言うことを聞いてくれなくて、、、、
ついつい大きな声で怒鳴っちゃいます。
イライラしたエピソードを聞くと、スラスラ答えてくれる人がとっても多いです。
でも、あなたは「怒りたい」ですか??
ホントは怒りたくないし、平和に過ごしたいと思っているはずです。でも、周囲がイライラさせることをしてくるから、しかたなく怒っているんですよね?
でも、『怒ったら負け!怒りに身を任せて得することは一つもありません。』
この記事ではブッタの教えを用いた「怒らないこと」という本を要約して紹介します。世界の偉人達も注目するアンガーマネージメントの基礎を知ることができます。
本書には「怒ることは愚かなこと」「怒った人は動物以下」など少し過激な表現もあります。しかし、こうした真実を自分に叩きこむことで、「怒りとは恐ろしいものだから、そう簡単には怒れない」という状態までもっていくことがでるようになります。
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怒ってしまう理由
怒りの原因はズバリ「現実と理想のギャップ」です。
人間は誰もが心の中で自分が一番大事で、特別だと思っています。それなのに、思い通りにならないことに対して激しいストレスを感じ「怒り」となります。
「自分が正しい」「相手は間違っている」「なんで言うことを聞いてくれないんだ」
いやいや、私はそんなに傲慢なことは思ってないですよ。。
って思っていても、怒ってしまうことがあるなら、心の中では本音と建前のバランスが崩れてしまっているということです。
そもそも人の価値観なんてバラバラなので「自分の考えが絶対に正しい」なんてことはありません。
本書で例として「虫を気持ち悪いと感じるのは自分のせい」という話がありました。虫が部屋に入ってきたら「気持ち悪い!!」「出ていけ!!」という嫌悪感を感じる人はいますよね。(私は虫、超苦手なのでヒャーってなります。笑)
でも、虫が大好きって人もいますよね?高いお金を出してコレクションしている人もいますし、それらの売買をお仕事にしている方もいらっしゃいます。ですので「虫が気持ち悪い」はあくまで自分の価値観でしかないのです。
また逆パターンとして、伊勢エビの活造りって日本人からしたら料亭などで出てくる「THE・ご馳走」ですよね。しかし海外の方からしたら、触覚の部分はまだ動いているのに、体はギザギザに切られている状態で食べるという超残酷で嫌悪感を感じる食事となる場合もあります。
つまり人それぞれ背景も思考パターンも違うので「何が好き/嫌い」「何が正しい/間違ってる」なんてバラバラです。「自分が絶対に正しい」というのは勘違いでしかないんです。
- 怒りの原因は「理想と現実のギャップ」(自分が正しいと思い込んでる)
- 人の価値観なんてバラバラで、絶対の基準なんて存在しない
怒ることがダメな理由
「怒り」が生まれている間、心の中では「喜び」を失います。つまり幸せに生きていくために重要な喜びを自分から捨ててしまっていることになります。
そして「怒り」で心が満ちている人の近くにいると、周囲まで「喜び」を感じることができなくなります。
イライラしている人と食事して楽しいですか?
絶対、イヤですよね。笑
さらに怒ることは健康にも悪影響をもたらします。ホルモン分泌のバランスを崩し自律神経失調、また胃腸、肺、腎臓など内蔵にダメージが蓄積され、ガンなどの大病を患ってしまう可能性高めてしまいます。
そして著者からは「怒る人は頭が悪い」「怒る人は動物以下だ」と強烈なメッセージが書かれています。だって、適切な判断もできないし、周囲にも悪影響を与えるし、自分の健康も害するし、まさに「百害あって一利なし」です。
なのに「なぜ怒ることを正当化するのですか?怒りに身を任せる人はブレーキがついていない車に乗っているようなものです。そんな車に乗り続けたいですか?」というのが著者のメッセージです。
その通り過ぎて、ぐうの音もでませんよね。。笑
- 「怒り」は自分だけでなく周囲からも「喜び」を捨ててしまう
- 怒りは「百害あって一利なし」
怒らないようにする方法
怒りの原因、デメリットについて説明してきました。
怒ることがよくないのは分かったから、早く怒らないようにする方法を教えてよ!!
怒らないようにする方法=自分の心の「怒り」に気づくことです。
もう少し詳細に説明しますね。そもそも怒りが心の中に発生しないのがベストですが、それは長年修行を積んだお坊さんにでも難しいことです。なので、一般人が怒りをコントロールするには、
- 怒りは愚かであると認識する
- イライラしている時に、自分の「怒り」に気づく
- 自分の中から、怒りを手放す
というステップを踏みましょう。1については、前章まででご紹介しました。2が難しいですね。怒ってるときって冷静になれてないので。。
最初からできなくてもいいので繰り返しのトレーニングしていくしかありません。自分が怒りを感じたときに第三者的に自分を俯瞰して「あー怒ってる。自分は怒りを感じているな。」と認識しましょう。
そして、ステップ3で怒りを「手放し」ましょう。我慢するとは違います。内側に抑え込んでも「怒り」は中に残ったままです。正しく怒りのデメリットを理解して、俯瞰して観察できれば、「恥ずかしい、情けない、もったいない」と感じ、怒りは自分から出ていきます。
また、相手が自分に怒っているときは、売り言葉に買い言葉でケンカを買ってはいけません。一緒に感情に流されないように「冷静に」しっかり会話しましょう。それでもダメな時は「かわいそうに、何か辛いことがあったのかな?」と慈しみの心を持って接してみましょう。
「かわいそうに」思考法は、理不尽な上司、イヤミな取引先、などなど様々なシーンでめちゃ使えます。超オススメなので是非、使ってください。
こちらの記事(うまくいってる人の考え方)でも紹介してるので、よかったら是非!!
- 怒りをコントロールするには、自分の中の「怒り」に気づく
- 周囲の怒りに飲み込まれず冷静にいる。慈しみの心を持つ
まとめ:笑っていれば幸せ
最後に紹介した内容をまとめさせて頂きます。
そして本書の最後には「小難しいことを考えなくても笑っていれば、怒りはそもそも出てこない」と紹介されています。怒りと笑いは両立しないので、怒りが湧く余地が無いくらい笑っていれば自然と幸せになるということです。
めちゃ素敵じゃないですか?小難しい話のあとに「とりあえず笑っておけ」で締まるのは実際に本書を読んだ人だけが感じる爽快感かなと思いますので、もし怒りについて悩みがあればご一読ください!!
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ちなみに、本書を読んで「他人は変えられない。変える事ができるのは自分だけ」ということも理解しておくと理解が深まるかなと思いました。自分がコントロールできる範囲外のことまで、自分の思い通りしようとすることが、怒りにつながるという話と一致しています。
上記について詳しく、わかりやすく紹介している「嫌われる勇気」を紹介している記事もありますので、よかったらこちらもご覧ください。
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