これまで質問をしたことない!という人はいません。質問⇔回答というのは、コミュニケーションの最も基礎的な形です。
しかし、質問の内容次第で、、、
なぜ、こんな質問をしてきたんだ?
あまり頭が良くないのかな??
↑と思われているかもしれません。場合によっては、相手に不快な思いをさせているかも。。つまり、質問は「頭の良さがモロにでる」コミュニケーションの非常に重要な部分です。
そして一番ヤバいのは「自分がバカな質問をしていることに気づいていないこと」です。
万が一にも自分がしていないか、また周囲でダメな質問をしている人に理由と改善方法をセット教えてあげるために、是非、最後までご覧ください。
3位:相手の時間をムダに奪う質問
質問は「相手の貴重な時間」をもらっています。その意識がないと意味不明な質問で「ムダ」に時間を奪ってしまいます。そしてムダ質問を積み重ねることがダメな人認定につながります。
とはいっても、例がないとイメージがつかないと思います。意識するべきは以下の2つです。具体例で紹介していきます。
例1:少し調べればわかる質問
・〇〇(英語)ってどういう意味??
・△△の社内手続きってどうやるの?
↑上記のような、質問をする前に、一旦冷静になりましょう。ググる or 社内マニュアルなどを見れば一瞬で解決します。この質問は「代わりに調べて、丁寧に教えて」と言っているのと同じです。
「それくらい、自分で調べてよ!!!」ってなりますよね。
少し偏見も入ってるかもしれませんが、年配の管理職がこういった質問をする傾向が多いかなと思います。(上下の関係・時間単価の概念があるのは百も承知ですが。。)
しかし、分からないことをいつまでも調べるのもムダです。質問する側の正しい姿勢を以下で紹介します。
・〇〇(英語)ってググったんだけど、この資料での使い方は✕✕って意味であってる?
・△△の社内手続きってマニュアルみたんだけど、申請期限について記載がないけど知ってる?
つまり「ちょっと調べた上で、分からない部分を明確にして」質問することが重要です。これならば何を回答すべきか分るので、ムダに時間を使うということはないです。
例2:答えを聞いて何をしたいか、目的が不明な質問
(新規施策の会議中)
現在の売上データが少しズレてますが、なぜですか??
現在の売上データも新規施策を考える上で、大事なデータです。しかし、少しのズレだったら本筋とは関係ないです。この質問がヤバいのは回答を聞いて「どうするの??何がしたいの??」が不明なことです。
落ち着いて文章でみると「こんな質問しないよー。」と思われたかもしれないですが、実際に会議をしていると「意味不明な質問する人」は結構います。
こういった方は「質問をすることが目的」になっています。つまり質問によって間違いを指摘してマウントを取ったり、自分が知識があることをアピールしています。
でも実際は「些末なことばかりを質問して、何がしたいか意味不明、あの人センス無いよね。。」と思われるので、目的が不明確な質問は絶対にやめましょう。
2位:前置きが長過ぎる質問
話すときは結論から!!はビジネスマンの鉄則です。これは質問も同じことがいえます。
以下に、ダメダメな例を記載します。(以下の吹き出しは、読まなくて大丈夫です。笑)
すみません。少しお時間よろしいでしょうか?先週の会議で広告予算を増やすことを決めたともうのですが、持ち帰ってチームで改めて議論をしたところ、これ以上予算を増やしても獲得効率が悪化する可能性が高くなるということがデータで分かりましたので、他の方法も検討すべきだと思ってリストアップをして検討を進めたいと思っております。ですので、現在広告を出稿している媒体での効果の最大化を図りつつ、別の方法を考えたほういいと思うのですが、広告予算を増やすということは確定事項なのでしょうか??
いかがでしょうか?これくらいなら許せなくはないですが、実際の社会ではこれ以上にダラダラ喋った上で「あ、質問だったんだ!?」となるケースは意外とあります。
丁寧に質問しようとして、前提を色々説明したいという気持ちもわかります。しかし、厳しい人からすると「何を言いたいのか全然分からない。自分が言いたいことを優先している幼稚園児と変わらない話し方」という評価になってしまいます。
それではどのようにすればいいのか?解決策をご紹介します。ポイントは2つです。
- 話を聞いてもらう状態になってもらう
- 細かく合意をとる(理解度を確認する)
先程の長ーい質問を例題にして、説明していきます。
対策1.話を聞いてもらう状態になってもらう
すみません。質問をさせてください。先日の会議で議題になった、広告予算を増やすということは確定事項なのでしょうか??
大事なのは「どんな話をするのかを最初に伝え」聞く状態を作ってもらうことです。プロ格闘家だって体制を整えていないと、不意打ちには反応できないです。
会話も同じで、聞く体制を作らないと色々と情報を伝えられても、何を答えればいいのか分からないので、頭に入ってきません。
超当たり前の話なのですが、これが正しく実践できているとコミュニケーションが取りやすい人だ!と思ってもらえるようになります。
対策2.細かく合意をとる(理解度を確認する)
①:まだ確定ではないよ。なにか意見はあるのかな?
②:一応確定だけど、まだ社内調整で変更は可能だよ。
③:前回で確定だね。すでに発注済みだから変更は厳しいね。
⇒なにか意見があるのかな??
⇒①〜③に応じて対応を変えることができる。
①:別案を提案をする日程を調整する
②:社内調整の難易度を確認する
③:広告効果を最大化するための方法を考る
情報を細かく伝えずに質問をしてしまっては不親切。と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし実際は逆です。上記のように、質問されればそれに対して回答をした上で、会話を組み立てていくことができます。
つまり、細まめに確認/同意をとりながら会話を進める方がコミュニケーションコストが圧倒的に低くなります。
1位:自分の意見がない質問
圧倒的にダメな質問は「自分の意見がない質問」です。実際に、一番多いのがコレです。
A案とB案はどちらで進めればよいでしょうか??
↑「お前はどうしたいんだ??意見はないのか??」と上司であれば間違いなく感じるでしょう。
仕事とは「判断」の積み重ねであり、判断がないものは「作業」です。そして、自分の意見がない質問=判断を全て上司に委ねているので職務放棄といっても過言ではありません。もちろん勝手に判断するのもダメなので、上司の判断を仰ぐ質問をする必要はあります。
逆に上司の立場から見た時に、自分の意見も含めて、質問をしてくれると、
- 「この人はよく考えているな!」とまず高評価になります
- 意見が同じであれば信頼度が増します
- 間違っていたとしても修正するために指導ができます
つまり、自分の意見が間違っていたとしてもプラスな要素しかないのです。
ココまでの内容を含めて、自分の意見を交えた質問以下です。
A案とB案ではどちらがいいでしょうか?私としては、A案がいいです。なぜなら将来性に期待できるからです。ただ短期的な成功率ならB案の方が高いので、そこは方針次第かと思いますが、いかがでしょうか?
最初に目的を伝えている+端的にまとまっている+自分の意見が入っているので、質問としては素晴らしい内容です。明らかに「仕事がデキそう!」という印象に変わったと思います。
自分の意見をいうことが怖い。。と思うのは失敗を恐れているからです。しかし、失敗を繰り返すことでしか人は成長できません。「失敗の科学」という本を読むと失敗に対して前向きになれるので、超オススメです。
まとめ:質問で仕事のデキる/デキないが分かる
最後に本記事で紹介した内容をまとめさせて頂きます。
それぞれに対しての対策も紹介させて頂きましたので、万が一、自分がダメな質問をしてしまっていた場合は改善するきっかけになればうれしいです。
特に自分の意見を常に持つことは「市場価値をあげるため」に必須スキルです。指示待ち人間にはならないように以下の記事も参考に頂ければ幸いです。
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