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【必須スキル】ロジックツリーの作成方法|使いこなすと人生変わる

仕事術

企画を考えたり、改善計画を作るときに「ロジカルシンキング」は大きな力を発揮します。しかし、、、実際のビジネスでうまく使いこなせている人は多くないです。

ぽりん
ぽりん

私はITコンサルを本業にしており、ロジカルシンキングを活用して、課題の発見/改善提案をしてます。ロジカルシンキングを仕事で活用できるようになってから、成果をあげられるようになりました。結果的に、転職時には、複数社からオファーをいただけるくらいに市場価値が上がりました※プロフィール

上手く活用できると生産性が爆発的に上がるロジカルシンキング」には、様々な考え方の手順(フレームワーク)が存在します。その中でも、実用性の高い「ロジックツリー」の活用方法を紹介していきます。

この記事を読んで欲しい人
  • ロジカルシンキング/ロジックツリーを学びたい
  • 仕事で成果を出して高評価を勝ち取りたい
  • スキルアップして社畜を脱出したい

ビジネスパーソンの重要スキルとして是非、参考にしてください。

動画でも解説してます!!

ロジカルシンキングとは:論理的思考

ロジカルシンキングとは「物事を論理的/体系的に整理し、筋道を立てて考える思考法」のことです。つまり物事の因果関係/包含関係を整理していくことが重要です。

いや、既に難しくて、よくわからないです。。頭に入ってこない!!

因果関係、包含関係ってなに??

因果関係・・二つの事柄が、一方は原因、他の一方はその結果というつながりのあること。

例)雨が降る→傘をさす。は因果関係が成り立つ。傘をさす→雨が降る。は成り立たない。

包含関係・・ある集合が他の集合の部分集合であるとき、二つの集合の間に成り立つ関係

例)小売業の売上の中には、店舗/EC(ネット)の両方が含まれている。

ロジカルシンキングが重要な理由

ロジカルシンキングを使ってコンサルタントが提出してきた資料も「ふーん。まぁそうだよね。当たり前だよね」って感じで、目新しい情報はなかったりする。

↑この感想はおっしゃる通りです。最初に紹介したとおり、ロジカルシンキングとは「物事を論理的/体系的に整理し、筋道を立てて考える思考法」のことです。つまり、誰がみても「そうだよね。その通りだ。」となることが非常に重要です。

この情報整理ができていないと「人によって解釈がバラバラで、論点がまとまらず、永遠と終わらない平行線の話をしてしまう。。。」なんてことがあります。なので、論理的に物事を整理する能力は規模が大きくなり、関係者が多くなるほど、超重要な能力になってきます。

ぽりん
ぽりん

企業がお金を払ってコンサルタントを雇うのは、情報整理にも価値を感じているからです。価値の高い仕事ができれば、社畜と呼ばれる状態を脱出できます!!

ロジックツリーで「要素」を分解する

ロジカルシンキングを実践していくための一つの手法である「ロジックツリー」を紹介していきます。

ロジックツリーとは、物事を分解して図示しているものになります。名前の通り一つの幹から枝や葉っぱが伸びているように図を書いていくことで、因果関係/包含関係をかんたんに整理できます。

本質的な原因はどこにあるのか?を見極めて、課題発見/解決をするときに活用されます。

ロジックツリーの作成方法+活用方法

なぜ太るのか?というテーマでロジックツリーを作ると上記の図になります。

  1. テーマ→原因→分析→対策の順番でツリーを作成
  2. 「テーマ」=なぜ太るのか?に対して「原因」=食べすぎ/運動不足の枝を生やす
  3. 「原因」に対して「分析」→「対策」の順で要素として分解

※4段である必要はないです。テーマに合わせて何層で分解するかは自由です。

でもさ、、分けてどうするの?どうやって使うの??

↑課題を見つけ、解決策を考える際に万能な働きをしてくれます。「なぜ太る??」と漠然と考えるのではなくて、要素分解をすることで、どの打ち手が最も効果が大きいのかを考えることができます。

例えば、要素を書き出したことで「運動不足 ⇒ 時間がない」が最もできていない部分。逆に「食べすぎ」の問題なかったので、有効な対策として家でできる運動を調べよう!!」というようにとるべき対策を論理的に検討できます。

ロジックツリー作成の注意点

ロジックツリーを作成する時は、注意点を2つ紹介します。

1.テーマ設定が重要

テーマを誤って設定してしまうと、分解しても効果的な打ち手を見つけ出せない可能性があります。

先程の例で説明します。「なぜ太るのか?」ではなく「どうすれば痩せるか?」というテーマであれば、「体内の不要物を除去する」という分析結果がでてくるので、脂肪の除去/脂肪以外の老廃物の排出(デトックス)などの対策がでてきます。

つまり、何を目的にしてテーマ設定するのかによって、ロジックツリーの結果は変わるので、作成時には注意してください。

2.モレなくダブりなくを意識する

モレがあると、考えるべき範囲が抜けてしまうので、対策の精度が下がってしまいます。テーマ設定とも関連しますので、最終的な結果に大きく影響してきます。

またダブリとは、人間をテーマに要素分解する場合、男性/女性/子供と分けた場合、子供は男性も女性もいるので、ダブリ(重複)が発生している状態になります。

※モレなくダブりなく=MECE(ミーシー:Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive)と言います。「重複してるので、ミーシーじゃないですね。」と言えれば、周囲にドヤ顔できるので、是非、覚えておいて下さい。笑

実例)ロジックツリーを仕事で使いこなす

実際に仕事でロジックツリーを活用する方法を説明していきます。ロジックツリーを作っても実際の仕事では活かせない。。のは、作成後の活用イメージが少ないことも原因だと思います。

私が実際に担当した案件内容を簡略化して「請求書のミスが多発する」というテーマで実例を紹介していきます。

1.ロジックツリーを作成していく

ロジックツリー作成の過程は、先に紹介した「なぜ太る?」と基本は同じです。テーマ→原因→分析→対策の順番でツリーを作成していきます。このケースでは、原因の後に「条件分岐」を入れたほうが情報を整理しやすかったので、項目を追加しています。

このように基本形を活用しつつ、状況に応じて臨機応変に活用できることもロジックツリーの実用性が高い理由にもなります。

2.各問題の発生率を調べる

対策を考えるだけでは、実際のビジネスシーンで精度の高い施策を打つことは難しいです。

当たり前ですが、多く発生している問題を解決すると大きな効果が期待できますので、どの程度の頻度/割合で問題が発生しているかを調べることも重要です。

※ただし調査に時間をかけすぎてはダメです。可能な範囲で調べて、予測/推測で最終的な対策を考える判断力も必要になります。

3.施策評価表を作成する(効果/費用/時間)

最後に、ロジックツリーで洗い出した対策の評価表を作成して、判断基準を作成していきます。

評価軸は場合によって変化しますが、一般的には以下の3点から総合的に判断していきます。

  • 対策の効果
  • 実施にかかる費用
  • 時間と工数

※「対策の効果」を正確に把握するために、「2.発生率の調査」が役立ちます。

このケースだと、「記入例を充実させる」は効果も大きいですし時間/費用もほぼ不要なので、間違いなく実施すべき施策になります。また「システム化」は費用がかかり/時間も必要ですが、改善効果が最も大きいので、中長期的にみても対策すべき!と、論理的に判断できます。

ぽりん
ぽりん

ロジックツリーを作らず思いつきで施策を考えると「ちゃんとマニュアルを見ましょう!」「期限を忘れないようにしましょう!」という精神論的な対策になってしまいます。。

ロジックツリーは本当に応用範囲が広くて、強力な武器になります。完璧でなくてもいいので是非、実務で取り入れてみて下さい。

まとめ:ロジックツリーを作成して最適な対策を実施

最後に本記事で紹介した内容をまとめさせて頂きます。

ロジカルシンキング/ロジックツリーが有効な理由
  • ロジカルシンキング:物事を論理的/体系的に整理し、筋道を立てて考える思考法
    • 解釈のズレをなくし論点を整理することは、関係者が多いほど重要なスキル
  • ロジックツリー:物事を分解して図示するもの
    • 本質的な原因を見極めて、課題発見/解決をするときに活用
    • 注意点:テーマ設定+モレなくダブりなく(MECE)
    • 実務的な活用方法は、問題発生率などと掛け合わせて効果的な施策を検討

ロジカルシンキングって聞くと難しそう、実際には使えないよ。。なんて思っていた方に少しでもいいな!使えるな!!って思っていただければうれしいです。

ロジカルシンキングは、凡人の私でも身につけることができましたし、今後AIによって、多くの仕事が失われるといわれますが、思考労働は当面なくなることはないので、色々な資格と比較しても非常にコスパのよい勉強になると思います!!(超オススメです。)

ぽりん
ぽりん

冒頭で紹介した通り、ロジカルシンキングを身に着けてから仕事で結果が残せるようになり、転職時は、複数社からオファーをいただけるようになりました。

どのような転職が可能になったのか?どんなキャリアプランを検討できるのか?については別の記事で私の実体験を紹介してますので、ご興味をお持ち頂けましたらご覧ください〜

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