すぐやることが大事。成功者はみんな即行動している!
、、、なんてことは、色々なところで言われているので、重々承知だと思います。しかし、頭では分かっていても「すぐに行動できない。」という人はかなり多いと思います。
これは、根性がない。という精神論ではなく「すぐにやる!」って具体的になに?どうすればいいの?という方法を知らないだけではないでしょうか?なので、仕方がない部分もあると思ってます。泳ぎ方を知らないのに、海に突き落としたら溺れてしまいます。
私はITコンサルタントとして、様々な企業課題を見てきました。すぐやる企業(人)が共通して実施している事がありましたので、実例も含めて紹介していきます。
この記事で紹介する、超実践的に「すぐやる人」になれるテクニック/思考法をご覧頂き、即行動!!に移していただければと思います!
すぐやれない人の思考パターン
まずは「すぐやれない人」の思考パターンを理解しておきましょう。理想の状態になるためには、まずは現状(すぐやれない)を正しく把握することが大事です。
結論、すぐ行動に移せないのは、失敗が怖いからです。
- 失敗することは悪いこと
- ミスをすると周囲から怒られるから
- 失敗=ムダなので、損したくない
↑こういった思考なので、失敗しないために入念に準備に準備を重ねてた結果、準備段階でつかれて行動できなかった。もしくは頭でっかちになって実行するのは難しすぎると思い行動できなかった。という結果になってしまいます。
「すぐやる人」になるテクニック = お試し(トライアル)
もったいぶっても仕方ないので、すぐに行動できるようになるテクニックを発表します。
「お試し(トライアル)」としてやってみる!です。
へ?と思われたかもしれません。ただ、先程、紹介した通り、行動ができない人は失敗を恐れています。さらに細かく言うと、「失敗という結果がでること」を恐れています。
「お試し」ならば最終的な結果はでません。つまり、失敗にはならない!ということになります。屁理屈のように思えるかもしれませんが、精神的なハードルはかなり下がります。
このテクニックは実際の生活の中でも多様されています。
- サンプル品/試供品
- 1ヶ月の無料トライアル
- 効果が実感できなければ、返金保証
などなど、様々な「お試し版」が世の中にはたくさんあります。ちょっと試して、ダメなら辞めることができます。そして実際使ってみることによって、見ているだけでは分からない本当の良いところ、悪いところが見えてきます。
つまり迷っているときに、一歩を踏み出してもらうために「お試し」は昔から当たり前に使われている、マーケティングの超王道な手法です。それを自分に対して実施するだけなので、効果は約束されています。
「お試し」が成功率/スピードを圧倒的にあげる
「お試し」の効果は心理的なハードルを下げるだけではないです。成功率を大幅に向上させる、さらに成功までの期間も短くできます。
メリットをしっかりご理解頂くことで「やらないともったいない!!」と心から思うことで、迷いなく行動に移せるようになっていただきたいです。
PDCAサイクルの落とし穴
仕事でも趣味でも、何かを成功させたいのであれば、計画→実行→評価→改善を繰り返しながら精度をあげていく必要があります。つまりPDCAサイクルを回しましょう!となります。
PDCAサイクルは、仕事を効率的にすすめるために、非常に有効な改善フレームワークです。
ただ1つだけ欠点があります。それは、起点がP(計画)になっている点です。
計画をしよう!となると、失敗を恐れる精神がでてきてしまい、完璧を求めて動けなくなってしまうのです。計画をたてることがダメなわけではないです。
しかし、新しいことに挑戦する/経験外のことに対して取り組む時に、正確な計画をたてることは超超超高難易度(ほぼ無理)です。だって経験してないので、当然です。
経験がないので「どこでつまづく?」「どこでしんどくなる?」など実際のところはわかりません。この状態で計画を立てようとするとどうなるか?調査に無限に時間がかかる。頭でっかちになってさらに失敗が怖くなる。疲れ果てて動き出せなくなります。
このように、PDCAサイクルは非常に優秀は改善フレームワークですが、新しいこと始めるには問題点を抱えています。計画の難易度が「すぐやる人」になれない一つの要因になってしまいます。
最強:T(トライアル)+PDCA
このP(計画)から身動きできない問題を解決するのが「お試し」です!
「T(トライアル)+PDCA」が新しいことに取り組む場合の最強のフレームワークです。
「お試し」をしてみることで、多くの貴重な情報を得ることができます。
- 実際に体験して雰囲気をつかめる
- 本当に注意しなければいけない課題がわかる
- 逆に気にする必要がないポイントも知れる
つまり、必要な部分だけに集中して、余計な心配事のため調べる時間が必要なくなるので、計画をたてる精度も圧倒的にあがるうえに、時間も短縮されます。
実例でみる「お試し」が有効な理由
最後に「お試し」の有効性について、私の本業であるITシステム導入を事例にして紹介していきます。
企画内容:AIを活用して、問い合わせに自動応答する仕組みを導入するプロジェクトを実施
この企画内容に対して、入念に調査するA社と「お試し」を実施するB社でどのような違いがでるか見ていきましょう。
↑入念な調査の結果、壮大な計画書はできたが、かなり大掛かりで失敗は許されない金額感になってしまった。。
↑「お試し」で分かったのは、AIとはいっても万能ではないということです。教えていないことは、当然ですが回答できません。(人間と同じです。)
なので「このAIは〇〇の分野に回答してくれますよ!」ということを利用者側に伝えてから使ってもらうことで、とても満足してもらえることが分かりました。このように実際の利用を見据えた重要ポイントの知見がどんどん蓄積されていきました。
一方で、失敗が許されない状況になったA社は、AIの性能が最重要であると考え、色々な会社のAIの性能比較に時間と労力を注ぎ込んで、出口のない迷路に迷い込みましたとさ。。おしまい。
童話のようなお話ですが、本当にあった怖い話です。A社とはプロジェクトをご一緒できませんでしたが、あとから上記の結末をお聞きして、心からお気の毒に。。と思いました。
小さく試す、そこから学びを得て改善して拡大していく。これは、個人的な取り組みでも、会社規模の事業でも変わらない、非常に有効な方法だということをご理解頂けましたら幸いです。
まとめ:「すぐやる人」になるために「お試し」を取り入れる
最後に「すぐやる人」になるためのテクニック/思考法について、まとめます。
そして実際に「お試し」をした後に、合わないな。向いてないな。と思った場合、やめることは全く問題ないです。(そのための「お試し」なので。)
またお試しですら、失敗に強い恐怖心がある方は、「失敗の科学」を読んでみて下さい。失敗は怖くないということを正しく理解していただいたほうが、さらに一歩を踏み出しやすくなると思いますので、要約記事もよろしければ、是非!!
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