「夢をかなえるゾウ」はシリーズ累計430万本の大ベストセラーです。読んだことない方は、控えめに言ってめちゃくちゃ損してます。

ビジネス書、小説などをあわせると1000冊近く本を読んでますが、一番のオススメは?と聞かれたら「夢をかなえるゾウ」と答えます。人生の大事なことが「全て」詰まっているといっても過言ではありません。
本書はゾウの姿をした神様が、人間に課題を与える様子をコミカルに描いているエンタメ小説でありながら、偉人達の成功ノウハウが凝縮して書かれている自己啓発本の要素もあります。
- 目標に向かって頑張りたいけど、何をすればいいのか分からない。。。
- 手早く、カンタンに成功者のノウハウを知りたい/読みたい
- 自己啓発本は上から目線で書いてあるので苦手
特に3.については著者自身も、「自己啓発本は成功者目線で語られてマウントを取られている感じがあったので、誰でもすぐに取り組めるくらいハードルの低い実用書にしたかった」と仰ってます。
今の生活を抜け出したい、人間関係で悩んでいる、人生の目標がない、幸せになりたい、、、、
様々なシーンでこの本の教えが役立ちます。読めば、間違いなく前向きに人生を捉えられるヒントが手に入ります。
この記事では、夢をかなえるゾウを読むべき理由、シリーズ0〜4までの合計5冊の概要について紹介します。少しでも興味湧いた方は、読むべきか検討する材料にしてください。
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「夢をかなえるゾウ」を読むべき理由
「夢をかなえるゾウ」シリーズを読むべき理由は、エンタメと自己啓発の融合が超ハイレベルで実現しているということです。片方により過ぎると「面白くない。。」もしくは、「学びにならない。。」となります。
以下で、「楽しい(エンタメ)」「学べる(自己啓発)」の要素を具体的に紹介します。
笑いあり涙ありの「エンタメ小説」
ガネーシャが面白い
ガネーシャとは、本書に登場する神様です。コテコテの関西弁・滑りギャグを連発・ヘビースモーカー・あんみつ大好き、、などかなり癖が強いです。

例えるなら、関西人のお茶目で陽気なおっちゃんが、なんか良いこと言ってるー!って感じです。「THE・愛されキャラ!」です。
他にも釈迦・貧乏神・死神、、などなど様々なキャラが出てきますが、人間より人間らしい味のあるキャラ達との絡みがストーリーをさらに面白くしてくれます。

ワシがNo.1愛されキャラのガネーシャやで!
あんみつ持ってきてな〜〜
等身大の主人公たちの成長物語
どの作品の主人公も何かしらの欠点がある、もしくは不遇な状態になっています。その状態がリアルで自分と重なる部分があって、感情移入がとてもしやすいです。
また物語序盤は、ガネーシャから出された課題に対して「本当にやる意味あんの??」と読者の代わりにツッコんでくれるので、さらに主人公と読者のシンクロ率があがっていきます。
しかし、課題を通じて、徐々に主人公が成長していく様子に共感し、感動と勇気をもらえます。これが笑いあり、涙ありの最高のエンタメ小説たる所以です。
偉人のノウハウが集約された「自己啓発書」
歴史的な偉人の成功ノウハウ
ニュートン、エジソン、ビル・ゲイツ、本田宗一郎、、、などなど歴史的な偉人たちのエピソードとともに、成功ノウハウをガネーシャが教えてくれます。
ですので、数十冊分のビジネス書、偉人伝を1冊の小説で学べるので、めちゃくちゃコスパが良いです。また偉人に興味をもつきっかけにもなり、参考著書も紹介されているので、さらに深く学ぶきっかけにもなります。
「行動」するための「課題」が出される
人間は意識を変えるだけでは変わりません。「行動」をセットにすることで、良い方向に変えていくことができます。よくある自己啓発本だと、読んでも「結局、何も変わらない」という状態になりがちです。
夢をかなえるゾウでは「ガネーシャからの課題/教え」という形で具体的にどんな行動をすれば良いかも提示されています。実行することで、読むだけとは圧倒的な差で、自分の成長に役立てることができます。
「夢をかなえるゾウ」シリーズのまとめ
シリーズ0〜4の合計5冊について、「ストーリー」「ガネーシャの教え(※一部抜粋)」「こんな人にオススメ」の3点を紹介していきます。
自分に当てはまるな、興味あるな、という作品があれば是非、読んでみてください!
夢をかなえるゾウ0 ガネーシャと夢を食べるバク:要約
自分の意見がなく、人の顔色ばかりみている気弱なサラリーマンが主人公。意識高い系のパワハラ上司に詰められて精神的に病んでしまっている。そんな彼を「宇宙一の偉人に育てる」と宣言したガネーシャ。しかし、彼には「夢」がなかった「夢とは何か?」「夢は本当に必要なのか?」を解き明かす。
- 自分の好きを見つける:周囲の意見に流されず、自分自身がどう思ったかを見つめる
- 自分の弱点をさらけ出す:できないことを正直に話すことで、周囲から信頼を得る
- やりたくない事を全部書き出し、やりたいことに変換する
- 自分の知らないことに取り組み:新しい発見からしか「夢」は見つからない
- 欠点や負の感情も自分の一部だと認める
- 痛みを知ってる人しか人に優しくできない。痛み恐れすぎてはダメ

0巻はこんな人に特にオススメです。
・今、自分の夢がない
・周囲に合わせすぎて「自分」が分からない
・上司のパワハラが辛い
夢をかなえるゾウ:要約
うだつの上がらない平凡なサラリーマンが、たまたま成功者が集まるパーティーに参加してしまい、自分の現状との大きな差を痛感して、深く傷ついてしまう。そんな落ち込んでいたところでガネーシャと出会う。ガネーシャは様々な課題を与えて、男は成長し、夢に近づいていく。
- 靴を磨く:靴が汚れている人は、自分の商売を大事にしない人と見られて信用されない
- トイレ掃除:人が嫌がることを率先してやることで周囲から感謝される
- ムダな時間を減らす:成功するには成功するためのタネを作る時間が必要である。
- 環境を変える:意思は続かないので、環境自体を変える(ゲームを捨てる、など)
- 他人の長所をまねる:成功している人をまずまねてみる。それから、自分なりに変えてみる
- 人に自分の長所を聞く:自分の事は自分では分かっていない。自分の長所を武器にする
- 運が良いと思う:運が悪いと思う事で行動を辞めてしまう。行動が幸運を呼び込む
- やりたい事を探し続ける:気になったことをまずやってみる。続けるかの判断はやってみた後

1巻はこんな人に特にオススメです。
・今の自分を変えたい
・やりたいことが見つからない
・新入生/新入社員
夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神:要約
「お金」と「才能」がテーマ。売れないお笑い芸人西野の所にガネーシャ、金無幸子(貧乏神)、釈迦の3名?がやってきたところから物語はスタート。夢に向かって挑戦しても才能がなかったら生活はどうなる?そもそも夢って必要なもの?前作で紹介された成功の秘訣だけではなくて、お金についても様々な考え方が書かれている。
- 自分一人でやろうとしてはいけない:他人の意見をドンドン取り入れる
- やりたくない仕事をダラダラやってはいけない:やりたい事が出来る環境に身をおく
- 失敗を笑い話にする:笑い話にできるのは失敗を受け入れ、糧にして次に進めている証拠
- 他人の長所をほめる:人の良いところを意識して探して、伝える
- 日常に楽しさを見出す:日常の楽しさを探すと今まで見えなかったことがみえる
- プレゼントをする:お金は人を喜ばせた事で得る対価。プレゼントで喜ばせる事を学ぶ
- 自分と同じ苦しみを持つ人を想像する:自分だけが苦しいわけではない事を認識する

2巻はこんな人に特にオススメです。
・お金とうまく付き合いたい
・転職しようか悩んでいる
・他人からの評価が気になる
夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え:要約
「仕事」と「恋愛」がテーマ。仕事も恋もあきらめきれない女性社員の部屋に、ガネーシャが降臨。しかしショックな出来事から、ガネーシャは闇落ちしてブラックガネーシャになってしまう。インチキ占い師から買ってしまった高額商材を返金しようとするが、そこには狐の神?がいて、商売で対決をすることに!?
- 仕事選びの秘訣は客として感動した仕事を選ぶ:感動するということは自分の感性に最も近い
- やらない理由を打ち消す勇気を持つ:逃げてしまう事を前に進める勇気が、次の一歩に繋がる
- 我慢する努力はとん挫する:努力は達成したときに「うれしい」目標に向かっているはず

3巻はこんな人に特にオススメです。
・起業してみたい/夢がある
・戦略的思考を身につけたい
・今の仕事が好きになれない
夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神:要約
「死」と「夢の諦め方」がテーマ。妻と子供と3人暮らしの平凡なサラリーマンがある日、余命3カ月を告げられ、残りの人生で何ができるのか?からスタートする。人生における死の受け入れかた、夢の諦め方を伝えている。これまでのようにコミカルな部分も多々あるが、テーマがテーマだけに笑いだけでなく人生について、深く考えさせられる内容となっている。
- 本当にやりたいことをやらなかった:自分がやりたいことに向き合う事が生きる事
- 仕事ばかりしていた:健康や家族が人生において一番大切である
- 会いたい人に会いに行かなかった:会って、感謝も伝えて置けばよい
- 死の準備をしなかった:残された家族のため、そして自分が生きた証を残す

4巻はこんな人に特にオススメです。
・守るべき家族/パートナーがいる
・先が見えない時代に不安を感じている
・「成功」よりも「幸せ」になりたい
「夢をかなえるゾウ」シリーズのまとめ/感想
全てのシリーズで共通して伝えられているメッセージは、
人はやらない理由を探して行動をしない。行動をしつづける人しか成功できない。人を喜ばせるために行動すると成功に近づく。行動し続けるためには、自分の心に正直に生きる。
ということだと思います。私自身もビジネス書/偉人伝などたくさん読み漁りましたが、共通しているのは上記かなと思ってます。逆にこれを否定している名著って今まで出会ったことないです。
気になるテーマがあれば、0〜4のどれから読んで頂いても内容はしっかり理解できます。4冊も本を読んでいる時間が無い!って方は、1巻→4巻→0巻の順でオススメです。(うーん、本当は全部読んで欲しい!!)

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エンタメと自己啓発の宝石箱や〜〜
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何に挑戦すればいいか?について悩んでいる方は以下の記事も参考になるかなと思います。
ちなみに、この本の著者である水野敬也さんですが、他にも「四つ話のクローバー」「LOVE理論」「ウケる日記」など多くの作品を手掛けておられますが、どれもオモシロイです。夢をかなえるゾウシリーズで、この方にハマった私は、定期的に水野さんの本を摂取せずにはいられな病になりました。笑
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