いきなりですが、質問です。ここ最近なにか「自分で変化」しましたか?
いや、特になにも、、、
え?別に変化しないって普通じゃない?平穏に生きてるんだよ!!
そうですよね。常に自己研鑽!!なんて一部の意識高い系(笑)がやることで、めんどうだし、失敗したくないですよね。でも、、変化しないとどうなるか?残酷な真実をお伝えします。
生き残れるのは「変化」できるもの
身近な例として、超大手企業や銀行など、昔は入れば安泰と言われた企業も倒産合併、大量リストラをする時代です。そこにいれば安心なんて場所はどこにもないのです。そして、人類の歴史でも言われ続けていることです。
- 「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の声、盛者必衰の理をあらはす。」(平家物語)
- 「強い者、賢い者が生き残るのではない。変化できる者が生き残るのだ。」(ダーウィン)
わ、わかったよ。変化が大事なことは。
でもさ、どうすればいいの?怖いんだよ。。
「変化の重要性」「自分を変えるにはどうしたらいいか?」をテーマにしている名著「チーズをどこへ消えた?」を紹介します。読めば”挑戦”や”変化”を後押ししてくれます。
2000年発行の全世界2800万部(日本400万部)の大ベストセラーなので、名前は聞いたことあるけど、内容は知らないって方も、5分で読めるようにポイントだけまとめています。是非、本記事から内容を確認してみて下さい。
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「チーズはどこへ消えた」の要約
本書は、「小人」と「ネズミ」が迷路にあるチーズを探す物語として進んでいきます。ちなみにチーズ=人生で手に入れたいもの(お金、地位、精神的な安定、など)、迷路=チーズを追い求める場所(会社、家庭など)の比喩になっています。
1章:永遠の安定なんて存在しない
昔々、小人とネズミが迷路でチーズを探し回っていました。何日も何日も必死で探して、ついに大量のチーズを発見します!
これだけあれば、もう大丈夫だ
毎日チーズをたくさん食べて暮らそう
小人は見つけたチーズをたらふく食べてゆっくり暮らしていました。さらに、小人は安全地帯をみつけたので、チーズの近くに引っ越しました。このままずっと幸せに暮らしていけると信じていました。
しかし、1年後チーズはなくなってしまいました
チーズはどこへ消えた!!
あんなにあったのに、無くなるわけがないよー
さらに、小人は思いました。
「そういえば、最近、ねずみを見ていない。もしかして、新しいチーズを探しにいったのか?馬鹿げている。あんなに苦労したのに、都合よく新しいチーズを見つけられるわけがない。ここに新しいチーズが出てくるのを待とう。ここの事なら何でも分かっている。家もあって安全だし、探しに行って迷子になったらどうするんだ。貯蔵庫のチーズはまだあるので、じっくりまとう。」
- 永遠に安定した場所なんて存在しない
- 全てに物事には限度/期限がある
2章:変わらなければ破滅する
小人は近くを探しましたが、チーズは見つかりませんでした。どれだけ待ってもチーズはあらわれません。お腹もすいて、保管していたチーズもなくなってきました。
今になって思えば、チーズは減っていたし、カビが出てきていた。予測できていた。。
体力が残っているうちにチーズを探しに行こう。チーズは過去のものだ!!
小人は「変化を望むなんて馬鹿げている。」と思っていましたが、危機に直面したことでついに、自分から変化していくことを決めました。
- 変化は自分の意思で起こすもの
- 体力があるうちに変化しないと、アクションを起こすことが時間、体力的に厳しくなる
3章:怖いのは、変化する前
小人は新しいチーズを探しいく旅にでました。暗くて怖い道をひたすら歩いて、チーズを探しましたが見つかりません。段差で躓いて、怪我をしてしまいました。
でも、良いこともありました。新しい小さなチーズの欠片をみつけてお腹を少し満たせました。新しいチーズはいままでと違う味でした。
毎日が新しい発見が楽しいー
旅っておもしろい!
誰だって変化は怖いです。ただ、自分から恐怖に飛び込むと新しい発見が増える。変化することで人生が楽しくなる。ということを小人は学びました。
- 変化する前が怖いだけで動いてみると楽しい
- すべて上手くいくわけではないが、変化しなければより大きな楽しみは手に入らない
4章:変化が成長につながる
小人はさらに旅を楽しむようになりました。最近は、新しくきのこを食べてみたけど、とてもおいしいことを発見しました。
その後、旅を続ける中で大量のチーズを見つけました。そこで、ネズミと再会しました。ネズミはチーズを見つけていましたが、ココも腐る可能性があるので、次のチーズを探しに行こうとしていると聞きました。
チーズを見つけたこと以上に、ネズミの言ってることが理解できる。
成長した自分自身がとっても誇らしい
小人は、また新しい旅にでることを決めました。おしまい。
- 変化し、成長したこと自体が喜びになる
- 変化することに終わりはない
補足:本書の構成について
本書は、学生時代の同窓会でクラスメートたちが近況の変化について、各々が報告しあう所からスタートします。愚痴のような話も多くなったところで、ある人物が「チーズはどこへ消えた」という「物語」をみんなに話します。その話を聞いた上で、クラスメート達が、どのように思ったのか?というディスカッションを行うという構成になっています。
個人的には「物語」を聞いた後のディスカッションパートが好きです。それぞれが自分の状況に置き換えて、もし物語を聞いた人達がどんな感想を持つのか?気になった方は、実際に本を手にとって読んで見て下さい。
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まとめ/感想
本書で学べることをまとめると、以下になります。
- 永遠に安定した環境など、どこにも存在しない。
- 変化を恐れてはいけない。すべて上手くいくわけではないが、変化しないと喜びもない。
- 結果だけではなく、自身の成長自体を喜べると変化の恐怖はなくなる。
- 変化することは楽しい。人生の可能性を広げてくれる。
人生における変化の重要性をご理解頂けましたでしょうか?みんな安定を求めていますが、同じことを同じ場所で繰り返すこと自体は、大きなリスクになっているということですね。
最後にとても大事なことをお伝えします。「とんでもない急成長!大きな変化をしなければいけない!!」ってことではないです。少しでもいいですし、ゆっくりでもいいので、変化するために行動を起こすこと。起こすと決めること。が一番大切です。
何を変えればいいのか?と思われた方は、是非以下の記事も読んでみて下さい。自分の方向性を見つけるには最適な本を紹介させて頂いております。
また変える勇気を持てない。怖い。という方には「承認欲求をポイする」と人生がラクになりますので、こちらも合わせてどうぞ!!
人間には現状維持バイアスがあるので、どうしても今に満足してしまいがちなので、私も定期的に読み返すようにしてます。変化を望み楽しもー!
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