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人たらしの必殺コミュニケーション術「雑談の一流、二流、三流」:オススメ本の要約

ビジネス本

雑談を制すものがコミュニケーションを制す!

たかが雑談で、何を大きなことを言ってるんだよ

雑談なんかで、そんなに大きな変化なんておきないよー

たかが「雑談」と侮らないでください。地方に左遷されるほど、売れない営業マンがいました。営業マンはまずは「お客様と仲良くなろう!」と思い、雑談をひたすら磨きましたその結果、、、

1年後にはエリアマネージャーに昇進、全国1200店舗で売上達成率ナンバーワンになり、さらに独立してコミュニケーションスクールを運営するようになりました。

人の心を動かすのは、「どんなことを伝えるか」より、「どんな関係性の人から言われたか」です。その良好な関係性を作るのが「雑談」の力です。

どうでしょう?一流の雑談力を身につけたいと思ってきましたでしょうか?そんな方に是非、ご紹介したいのが、「雑談の一流、二流、三流」という本です。上記のエピソードは、著者の方の実話となっております。

本書で語られている一流の雑談力を身につける最重要ポイントは「相手に興味を持ち、知りたいと思う!」ということです。

??なんとなく、言わんとすることはわかるんだけど、すっごく抽象的。

で、結局、何をしたらいいの?ってなっちゃうよ。。

そうですよね。そうですよね。なので、雑談を実際を「始める」「広げる」「聞く」「盛り上げる」という4つのシーンで使える具体的なテクニックを紹介していきます。すぐに実践できる内容がたくさんありますので、是非、ご覧になってください!今日からあなたもコミュニケーション強者!!

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雑談のはじめ方:「質問」で先手を取る

三流は、話しかけられるのを待ち、二流は、先に話しはじめます。先に話しかけるだけでも十分、スゴイと思いますが、一流はどうするのでしょうか?

答えは、「質問をする」です。「こんにちわ!お昼ごはん食べすぎて苦しいです。〇〇さんは今日のランチは何を食べました?」と聞かれると、「お昼はパスタを食べました。」など相手から回答が帰ってきます。まずは相手に何話してもらうことが雑談のスタートです。

質問が思い浮かばない時は、人間が毎日する5つのことからネタを探しましょう。毎日やっていることに人間は興味を持ちますので、万人受けを狙うには最適です。

  1. 食べること「この辺にお店増えましたね。最近、どの辺りでランチを食べてるんですか?」
  2. 動くこと「私、運動不足で太ってきていて。〇〇さんって、運動とかされてます?」
  3. 働くこと「最近残業ばっかりです。〇〇さんは最近、お仕事忙しいですか?」
  4. お金のこと「私全然お金がたまらなくて。家計簿とかつけてます?」
  5. 寝ること「最近寝付きが悪いんですが、〇〇さんは睡眠とれてます?」

ちなみに、上の質問例にも組み込んでいますが、質問のテンプレは「挨拶+自分の状況+相手への質問」がベストです。

いきなり質問だけされると、なんで聞きたいの?という不信感を持たれる可能性がありますので、自分の状況を先に話すことでなぜ質問をしているのか?が自然な流れになります。

雑談の広げ方:話させ上手にする

三流は話上手を目指し、二流は聞き上手を目指しますが、一流はなにを目指すと思いますか?

答えは「話させ上手」です。人間は基本的には「自分の話を聞いてくれる人を信用し、また会いたいと思う」生き物です。つまり、相手に気持ちよく話をたくさんしてもらうことが、信頼関係を築く上でとても重要となります。

一流が相手に話をしてもらう時に実践している重要なテクニックを紹介します。

相手との違いを見つけて「教えてもらう」

相手との共通点があると盛り上がりますが、共通点を探すには限界がありますそこで一流はどうやって会話を盛り上げているかというと、自分との違いを見つけて「教えてもらう」を実践してます。

例えば、「私は映画が好きなのですが、〇〇さんは最近何か映画みました?」と聞いて「全然見てないですね。」という返答が来た時どうします?「あ、そうですか。。」で沈黙だと会話は終了になっちゃいますよね。悲劇です。笑

ここで一流は、「そうなんですね!では、普段は何をご覧になっているのですか??」など違いに着目して、その方自身について話をしてもらうように会話を展開していきます。

自分が話したい話題(上記であれば、映画)に持っていきたい!という自分本位で話を進めていると質問はできません。「相手に話をしてもらいたい。相手のことを知りたい。」という思考がとても重要です。

雑談の聞き方:承認欲求を満たす

これまでに紹介したように、人は自分の話を聞いてくれる人を信頼します。では、どんな人に話を聞いて欲しい。と思うでしょうか?答えは、「自分を認めてくれる人」です。

三流は相手を承認できず、二流はぎこちなく褒める、一流は自然に褒める。という違いがあります。過度なお世辞は不信感につながりますが、コミュニケーションが上手な方って、相手のことを凄く自然に褒めている印象ありませんか?

そこで一流が使うとっておきの褒めテクニックをご紹介します。

ビフォーアフターで褒める

現時点だけを見ても褒めづらいという場合でも、過去からの差分を見ることで褒めポイントを見つけることができます。

例えば、「弊社なんて、売上〇〇万の弱小企業なので。。」なんて卑屈な返答をしてくる人がいたとします。その場合、「何を言います。3年前から比較すると売上は3倍に伸びてるじゃないですか!すごく順調に事業成長してるじゃないですか!」といえば、変化の差分で褒めていることになります。

この「ビフォーアフターで褒める」は現状を褒めるだけではなく、変化するために行ったその人の努力を含めて褒めていることになります。単純に今がスゴイ!って言われるより、努力で勝ち取った成果なんですね!って褒められたほうが認められている感じがしますよね?効果的に相手の承認欲求を満たすには最適な手法です。

雑談の盛り上げ方:主導権を30秒で渡す

会話を盛り上げるために重要な要素はテンポです。どんなにいい内容を話しても、一方的にこちらがベラベラとしゃべり続けては、盛り上がりを生むことはできません。そのため、三流は一方的に話、二流は数分で相手に渡し、一流は30秒以内に会話の主導権を相手に渡します

会話の主導権の渡し方は「会話の広げ方」「聞き方」でテンポよく相手に質問をしていきます。テンポよく実施するには、何度も繰り返し自然な会話で実現できるようになるための訓練が必要です。そんなに簡単に一流にはなれないですが、何を身につければいいかは明確になりましたね。

ただ、一人でしばらく喋らないといけないシーンってありますよね?例えば、自分のことを話したりするシーンなどは、しばらく一人で話をすることになります。そんな時に相手を飽きさせずに、テンポよく話す一流のテクニックをご紹介します。

一人で質疑応答をする

プレゼンが上手な方は自然によくされてますが、自分で聞いて、自分で答えることで一方的に話していますが、相手にも半分参加している感覚をもってもらうことができます。

例えば、「この前ラーメンを食べたんですが、腰抜かすほど美味しかったんです。腰抜かすほど美味しいラーメンって食べたことあります??普通、ないですよね。私もそうだったんですけど、あれなら何杯でも食べれますよ。」という感じで、疑問形で相手に投げかけるという手法です。

本記事の中でも、何度か読んでくださっているかたに向けて、「〜〜ですよね?」という疑問形でなげかれているのも、少しでも自分の事かなと思っていただきたいという意図でした。ネタバラシみたいで恥ずかしいです。笑

まとめ:一流は自分で話さない、相手に話してもらう

それでは、一流の雑談についてポイントをまとめさせていただきます。

  • 会話の始め方:「挨拶+状況+質問」で雑談の先手を取る
  • 広げ方:相手との違いに興味を持って「教えてもらう」(たくさん喋ってもらう)
  • 聞き方:ビフォーアフターで褒めて、相手の承認欲求を満たす
  • 盛り上げ方:会話をテンポよく進めるために、主導権を30秒以内に相手に渡す

ご紹介したテクニックを実践するだけでも、かなり雑談上手になれます。ただ本書では、シーンごとに役立つ実践的なテクニックもありますので、興味がございましたら本書をご一読ください。

  • 年配の方との雑談
  • 苦手な上司との雑談
  • 大人数での雑談(会議編、飲み会編)
  • 印象を残す方法
  • もう一度、会う機会を作るコツ

個人的にはコロナの影響で直接人にお会いできる機会も減ったことで、より雑談コミュニケーションの重要性が増していると感じています。短い時間でも盛り上げれる一言二言の会話の積み重ねをより意識しないと信頼関係を作っていくことが難しいです。

ちなみに「Web会議であっても冒頭2分で雑談することで会議での生産性があがる」という「トップ5%リーダーの習慣」という本を読んでからは、雑談テクニックを活用しまくってます。笑

本書で書かれているテクニックは仕事だけでなく、プライベートの人間関係でも応用可能ですので、よい人間関係を構築していくためのお役に経てば幸いです。

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