なんでウチの会社のエースはあんなに仕事が早いんだろ?周囲からも信頼されている。
プライベートまで充実してそうで羨ましい!!不公平だ!!!
なんて思ったことは無いでしょうか?
そんな不公平感?を解消するのが、「AI分析で分かった トップ5%社員の習慣」という書籍です。
本書は、1.8万人もの会社勤務のサラリーマンを徹底的に調査して、専門家とAIを駆使して行動分析しました。調査の結果、導き出されたトップ5%の優秀な社員の習慣を、一般社員にも実践してもらうことで生産性がアップしました。という内容になってます。
つまり誰でも仕事がデキル人になれる!!という事です。
おめでとうございます!ありがとうございます!私のような平凡な人間でも、この習慣を取り入れればデキル人になって、ハッピーな人生が過ごせるということです。
結論からいうと、トップ5%社員の特徴は以下の3点になります。
- 目的を達成するシンプルな思考
- 弱みを見せて強いチームを作る
- 挑戦を実験として捉えて即行動
は?なんのこっちゃ?全然分からん!
よくもだましたアアアア!!だましてくれたなアアアアア!!
安心してください。本記事では、この中でも特に重要な点を凝縮しました。さらに、一般的な人がやってしまいがちな間違いと対比しながら具体例を紹介していきます。
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「AI分析で分かった トップ5%社員の習慣」について
目的を達成するシンプルな思考
トップ5%社員は、結果から得られる達成感を何よりも大事にしています。
そのために、結果を出すという目的から逆算して行動しているので、例えば
- 資料は最小工数で作成し、ムダなクオリティは求めない
- 自分で調べて分からなければ、直ぐに分かる人に教えを請う
- 問題が起こったら、2度と同じことが発生しないように根本原因を解消する
一方平凡な社員は、上記と比較すると
- 誰にも見られない可能性がある社内資料のクオリティに拘り、時間をかけている
- 調べても分からないことに一人で悩んで、調査に長い時間を費やして仕事が進まない
- 問題が起こったら、その場の対処だけで済ましてしまう
5%社員 | 一般社員 | |
---|---|---|
仕事の捉え方 | 最終的な目的を見る | 目の前のタスクを見る |
優先するもの | 成果 | プロセス(自身の頑張り) |
作業の進め方 | 周囲と連携して | 自分で全部こなそうとする |
完成度 | 8割の完成度を最速で目指す | 時間をかけて完璧を目指す |
どうでしょうか?ちょっと耳が痛い部分がありませんか??(私はあります。笑)
このような差が生まれる理由は、平凡な社員は、目の前の事象への対処を仕事だと思ってしまいますが、それは仕事のための仕事で、「成果を出す」というシンプルな仕事の本質を理解してないからです。
なので、トップ5%社員に近づくために取り組むことはとってもシンプルです。
一旦立ち止まって、「これからする作業の目的は?本当に必要?」を考えてみましょう。
もし目的がわからないようであれば、何故やるのか?会社は何を求めているのかを確認してから作業に入りましょう。言われるままの作業と比較すると劇的に成果があがるようになるはずです。
弱みを見せて強いチームを作る
前章の紹介でトップ5%社員は「合理的で冷たい人」と思ったかもしれません。ただトップ5%社員は社内でも人気あるケースが非常に多いです。
なぜならばトップ5%社員は、仕事は一人ではできない事を深く理解しているので、自分の弱みを周囲にオープンにして、苦手なことは助けてもらえる体制をつくってます。頼られることで承認欲求が満たされるので、助けを求められる側も悪い気はしないです。
文章にすると、「人たらし」の悪人のように見えますが、トップ5%社員はこれを自然とやっています。具体的には、以下を様々な仕事で繰り返し実施しています。
- 「今ちょっといい?」と積極的に話しかけに行き単純接触を増やす
- 企画の初期の段階から、一緒に仕事を進める人の意見をもらって当事者意識をもってもらう
- 相手の意見に賛同した上で、自分の意見も言って企画全体をすり合わせていく
弱みをみせているからこそ、親身に相談に乗ってくれますし、建設的な話し合いができ、相談相手も一緒に仕事の仲間になってもらう事ができます。。
これは社内だけではなく、社外の方に対しても同様の動きをしています。なので、根回しのための会議なんてしなくても、自然と関係者は、トップ5%社員の味方になっているというわけです。
一方、平凡な社員は弱みを見せるとなめられると思い、相手を攻撃してマウントを取ることに重きをおいてしまい、建設的な話し合いにならない。特にある程度、年齢と役職が上の方ほど、この傾向が強いです。
この章でも、トップ5%社員に近づくために取り組むことはとってもシンプルです。
勇気を持って「ちょっといいですか?」と相手への感謝と尊敬の念を持って相談してみましょう!謙虚な姿勢で相談すれば、大抵の人は力になってくれるはずです。邪険に扱われても、気にする必要はないです。その人がたまたま忙しいタイミングだっただけだと思って下さい。
挑戦を実験として捉えて即行動
トップ5%社員は、とにかく行動量が多くて、早いです。
仕事が早い例として、メール/チャットのレスは15分以内にしていました。
チームで仕事をする上で、自分のところでタスクを止めてしまうと、周囲の作業進捗も遅れてしまうからです。チーム全体の仕事のスピードをあげることで、結果的に自分の仕事をスムーズに進められる環境を作っています。
ちなみに、メール文は要件のみで、ムダな挨拶などは省いている傾向が強いです。要件のみのほうが結果的に、相手にも伝わりやすいという結果もでています。
そして早く仕事を回すことで生まれた余剰時間を新たな挑戦のために使っています。
トップ5%社員は、今までやったこと無いことに積極的にチャレンジして、自分に合わなければまた別のことを取り入れる。このサイクルを繰り返す習慣を持っています。
取り組む内容は、「社内の新規企画参加する」という大きなものから、「社外のセミナーに参加する」というライトなものまで様々でした。常に新しいことに取り組むことで、大きなチャンスが来たときに、躊躇せずに一歩を踏み出せる体制になっているという共通点があります。
この行動の背景には、「今に停滞していることが、自分の価値を下げてしまう」という世の中の必然を理解しているからこそ、常に自分をアップデートするための行動を続けています。
行動を続けた結果は、年々差が大きくなるので、若いウチは大きな差にならなくても、30代、40代と歳を重ねる毎に圧倒的な差になっています。
平凡な社員は失敗を過度に恐れて、一歩が踏み出せない。それが機会損失になり、将来の失敗確率をあげていることに気づいていないという事が、何とも残酷な話ですね。
この章の、トップ5%社員に近づくために取り組むことは、ちょっと難しいかもしれません。
- 仕事を早く進められるように工夫して時間を捻出する
- 捻出できた時間を何でもいいので、自分が経験してこなかったことのチャレンジに使う
平凡を脱出する為に!意識ではなく行動を変える
実は、この記事で一番お伝えしたかったのは、以下の内容です。
「意識」ではなく「行動」を変える
本調査でトップ5%社員は何かを変える時、必ず具体的に行動を変えていました。人間は意識を変えるだけでは何も変わらないことを理解しているからです。
「残業を減らすようにしよう!!」って意識しても、結局は元の状態に戻っちゃいますよね?5%社員は「入力処理を自動化して5分削減しよう」など、具体的な行動とセットで変化していきます。
前章までの内容を踏まえて、優秀になりたい人が取り組むべき内容としては、
- 今やっている仕事の目的/意味を考える
- 周囲に助けてもらうために自分の弱みをさらけ出す
- 作業を効率化して積極的に新しい挑戦をする
いやいや。。理由はだいぶ理解できたけど、、、
いきなり無理だよ。自分でやれる、イメージできない。。
そうですよね。そうなっちゃいますよね。いきなり行動に移せないですよね。
なので、具体的な行動として、以下2点に取組んでみてはいかがでしょうか?
いかがでしょうか?これくらいなら出来そう!って思いませんか?思って頂けたのなら、今日から「行動」してみましょう!
まとめ/感想
改めてトップ5%社員の特徴は以下の通りです。冒頭よりはご理解を深めて頂けましたでしょうか?
- 目的を達成するシンプルな思考
- 弱みを見せて強いチームを作る
- 挑戦を実験として捉えて即行動
本記事は、私が重要だと思った点をピップアップしているので、紹介しきれていないノウハウもたくさんあります。また根拠や具体的な数字がないと信じられない人も是非、書籍を読んでみて下さい。
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私が本書を読んだあとの感想としては、
トップ5%社員は、仕事マシーンではなく自分を大事にしている。
自分を大事にするために「考えて行動しているだけ」という非常にシンプルなお話でした。
当たり前ですが、自分を大事にするために、社会的な価値は非常に重要です。そのために、自分が成長していくための努力は惜しまないというのが、トップ5%社員です。
ただ、肩肘張って頑張っても、全てできなくて全然普通です。少しずつでいいので、継続することが何より大事だと思います。
一つでも行動に移した自分を褒めてあげることで、次の一歩が踏み出せるはずです。今日から些細なことでも、ガンガン自分を褒めていきましょう!!笑
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