あー、この人、ダメだわ。仕事出来ないだろうなぁ。。
↑と相手に思われる人の「口癖ランキング」のトップ5がコチラです。
- 1位:意識します/注意します
- 2位:〜と言われたので。
- 3位:どうしたらいいですか?
- 4位:普通は〜〜
- 5位:どう思いますか?
なぜこれらが無能な人の口癖なんだろう?と思われた方は要注意です。無意識に同じニュアンスの言葉を使っている可能性がありますので、理由をしっかり理解したほうがいいです。
この記事では、無能な人の口癖/使ったらダメな理由/改善方法を紹介しますので、ビジネスパーソンとしての価値を上げたい人の参考になれば幸いです。
5位:どう思いますか?
「どう思いますか?」は相手にもキッチリ意見を求める「いい人」のように思えますが、実は仕事ができない無能な人の可能性が高いです。なぜなら、質問として抽象的すぎて、何を回答すればいいのか、分からないからです。
どう思いますか?って、、
・個人の感想を答えればいいのかな?
・問題点について聞かれているのかな?
↑このように質問を受けた側と認識があわずに、質問と回答がズレてしまうコミュニケーションロスが頻繁に発生します。
つまり「どう思いますか?」が口癖の人は、相手に意図を汲み取ってもらわなければ、正しい意思疎通ができないことから無能な人の可能性が高いです。
対策:回答してほしいポイントを明確にする
対策は非常にシンプルです。何を回答してほしいのかを明確にする一言を追加しましょう。
✕:この企画どう思いますか?
◯:この企画の予算に懸念事項はありますか?
一言を加えるだけで、質問と回答のズレが圧倒的に少なくなります。
前程として「自分が他人の考えを100%理解できないので、他人も自分の考えを100%理解できるはずがない」と考えると、丁寧に説明できるようになります。
4位:普通は〜〜。
「普通は〜」を多用する人は、無能な可能性があります。同義語として、「〜が当たり前」などがあります。
この口癖がある人は自分が知っている範囲「だけ」が判断基準になっています。つまり、視野が狭く、物事の本質を考えない思考停止になっています。
1日3食、食べるのが普通だ。
朝食を抜くのは間違っている。
↑なぜ朝食を抜いてはダメなのですか?朝食を抜いたほうがいいという主張に理由をつけて反論できますか?実際にはグラデーションになっており、白でも黒でもないケースのほうが多いです。朝食を食べた方が良い/悪いは、人それぞれです。
つまり、柔軟に周囲の意見を取り入れることができないので無能な人の可能性が高いです。
対策:自分には知らないことがある。と認識する
「無知の知」という言葉がありますが、知的な人ほど自分が知らないことがたくさんあると認識しています。つまり多様な考え方、習慣があり、自分が考えていることが全てではない。という当たり前を受け入れるということです。
そうすれば「普通は〜」「〜が当たり前」という断定表現を使うことはなくなります。
またテクニックとして「多くの人がとっている行動である」ことを伝えたいのであれば、定量化した数字で「8割の人が朝食をとっている」という表現だと理解を得やすくなります。
3位:どうしたらいいですか?
分からないことがあれば質問をするべきです!分からないまま時間を浪費することほど、無駄なことはないです。
ただ、無能な人は自分で何も考えずに「どうしたらいいですか?」と聞きます。(どこまで考えたかが相手に伝わらない方法で聞くことも同様です。)
すると聞かれた側からすると、以下の判断をします。
この人は1〜10まで教えないと動けないんだな。
もう仕事をお願いするのはやめよう。。
つまり「どうしたらいいですか?」が口癖の人は、言われたことしかできない=市場価値が低い人の可能性が高いです。
対策:自分で考えた答えとセットで質問する
冒頭に申し上げた通り、わからないことは聞かないとダメです。単純に「どうしたらいいですか?」という100%丸投げの聞き方が悪いです。
正しい質問の方法は、以下になります。
〇〇まで考えたのですが、ココが分からないです。こうじゃないかなと思うんですが、合ってますか?
この質問は「正解」である必要はないです。考えていること、それが相手に伝わることが大事です。仕事が遅い人は共通して「仮説を持てていない」という特徴があります。
2位:〜と言われたので。
この言葉を使うのは「自分の責任でないこと」をアピールする時です。もちろん、仕事なので上司/会社の指示で動くことは当然なのですが、口癖になっている人は無能な可能性があります。
理由は、3位の「どうしたらいいですか?」と根本的には同じです。つまり、自分の意思がない=言われたことしかできない。ということです。
1.とりあえず聞く
2.指示された通りに動く
3.言われた通りなので、私は悪くない
↑のようなセットで使われます。こういった人は、仕事で付加価値を生み出せない、市場価値が低い人です。
また「〜と言われたので」の方が順位が上なのは、他責思考だからです。他責思考とは、自分のコントロール外に原因があると考えるので、自分でなんとかしようと頭を使うことができません。それだけでなく、不平不満を周囲に漏らし、組織のモチベーションを下げる悪影響まであります。
対策:自分だったらどうする?を考える
まず3位の対策と同様に、指示に対しても自分だったらどうするという仮説を持つことが大事です。
とはいえ、指示が気に入らないからやりません!ということも通用しないと思いますので、「自分でコントロールできる範囲で、何ができるか?(できることはなかったか?)」を考えましょう。
つまり自責思考を身につける。ということです。自責思考を身につけると圧倒的に成長速度が早くなり、仕事で成果を残せるようになります。ただ、過度な自責思考は、精神的に苦しくなるので、以下の記事を正しい考え方の参考にしてください。
参考記事:自責思考になると仕事がうまくいく理由
1位:意識します/注意します
何か失敗した時、指摘を受けた時に以下のような口癖がある人は無能です。
次回からは同じミスが起こらないように「意識して」取り組みます。
よく見かけるシーンだと思います。なぜ、コレが無能なのかというと、仕組みで解決しようとせず、思考停止状態になっているからです。
人間の意識なんて継続するわけがありません。どれだけ、その瞬間に「注意しよう!」と思ったとしても、いずれ意識からはなくなり、同じ失敗を繰り返します。
ですので、「意識します」が口癖になっている人は、同じミスを何度も繰り返し、成長しない無能な人ということです。
対策:同じ失敗が発生しない「仕組み」を考える
意識しても絶対に継続しないので、同じ失敗が発生しない「仕組み」を考えること重要です。
例えば「遅刻をしてしまう。」の対策として、二度としないように注意します!では、しばらくすれば再び遅刻をしてしまうでしょう。
仕組みで解決するとは、以下のように行動に落とし込むことです。
- 30分以上の余裕を持ってスケジュール登録しておく
- 前日に準備をしておくことで、直前に想定外の時間ロスをなくす
- 行動開始の時間に連絡してもらうよう他人にお願いする
他にも色々な策が考えられますが、大事なのは「意識を呼び起こすトリガー(行動)を作ること」です。そうすれば、同じミスは起こらなくなり無能な人を脱出できます。
まとめ:思考が変われば、言葉も変わる
最後に本記事で紹介した内容をまとめさせて頂きます。
「思考が変われば、言葉が変わる。言葉が変われば、行動も変わる。」という言葉があるように、思考/行動/結果は連動しています。
ただし、思考プロセスを変えるのはカンタンではないです。日々の振り返りと鍛錬が必要になりますので、地道に「対策」を実施するきっかけになれば幸いです。
このブログではビジネスパーソンの「市場価値をあげる仕事術」「転職に必要な考え方」を紹介してますので、よかったら他の記事もご覧ください。
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