結論、「数字」に弱い人は人生で圧倒的に損してます。逆に「数字」に強いことは、汎用性の高い最強スキルの一つです。
でも数字ってなんとなく苦手、、
よくわからないです。。
↑これは学校教育からの苦手意識が大きく影響していると思います。しかし、大人に求められる数字の強さは学校で学んだ「数学」ではないです。
実際に私は、現在は「数字への強さを求められる」企業向けコンサルティングを仕事にしておりますが、学生時代は数学が超得意ということはなかったです。同僚たちに学生自体の話を聞いても同様なので、全然関係ないです。
数字に強い人は間違いなく市場価値が高くなりますので、「現状を打破したい!!」という方は是非、最後までご覧ください。
この記事では、小難しい話はなるべく避けて「数字に強くなるための方法」を具体例で紹介します。
数字に強くなるメリット
まずは「数字」に強いとは何か?から定義していきます。
数字に強いとは「数字⇔言語」の変換を自由に操れる人です。具体的には、以下ができる人です。
- 「数字」から意味(ストーリー/背景)を読み解ける
- 現状を「数字」に置き換えられる
この変換ができることに大きなメリットがあります。
つまり数字に強くなることで企画力/説得力(プレゼン)が身につくということです。ビジネスパーソンにとって非常に強力な武器になります。
それではどうすれば数字を使いこなすことができるのか?「数字に弱い人の特徴」と「対策」を知ることで数字に強くなりますので、具体的な内容を紹介していきます。
数字に弱い人の特徴①:割合に騙されている
割合=「%」には人を騙す力があります。
- 売上が前年比200%UP
- 社員の5割が東大出身
凄そうに見えますが、ちょっと冷静になりましょう。前年比200%UPといっても、昨年度の売上が5万円だったら、今年は10万円です。社員が2人しかいなかったら東大卒は1人だけです。
数字に弱い人は「イメージ」で捉えてしまって、実際とズレてしまうことがあります。ココまでは初歩の初歩です。この記事で、知ってもらいたい数字に弱い人の失敗は「イメージ操作を自分自身の安心材料に使ってしまう」ことです。
↑そんなバカなことする人いる??と思われたかもしれませんが、実際にあります。私がコンサルしていた企業の営業部では組織ごと、同じ事態が発生してました。
「率」を気にすることも大事ですが、このケース(営業評価)で一番大事なのは受注数です。なので、そこから目をそらしてはダメです。
「率」をキープした上で、商談数件数をどうやったらあげることができるのかを考えることこそ「仕事」です。考えなくても正解が分かること=誰でもできる「作業」になるので、高い報酬をもらうことはできません。
数字に強くなるには「一番大事な数字」を認識すること。そして、何をするべきかを考える材料として「数字」を使うことが重要です。
数字に弱い人の特徴②:目標数値を合言葉にしている
先程の章でも少し紹介しましたが、数字単体では意味を持たないです。数字はあくまで行動を促すためのツールです。そして数字に弱い人は「目標数値を合言葉にしている」ケースがあります。
例えば、今年度の目標は「年間1,200万円の売上」と会社から設定されたとします。
1,200万かぁー。大変だな。。
よし!とにかく、やるしかないな!!
やるぞ「1200」!!
↑目標を数字として考えずに、とりあえず達成に向けて頑張っていこうとしています。しかし、具体的に何をしていくのかが明確じゃないです。
年間1,200万円ということは、月に100万。受注の平均単価が10万なので、月に10件受注しないといけない。受注率が20%だから50件の商談が必要。週に12.5件。となると1日2.5件の商談が必要だ!!
↑目標を数字として捉えて、一日単位の行動に落とし込めてます。また小さな目標が未達だった時に改善策/リカバリープランを考えることができるので、最終的な目標達成の可能性をあげることができます。これが数字を使いこなすということです。
さらに数字で管理ができていると周囲(上司)に対しても、状況を具体的に説明できるので、評価があがります。
数字に強くなるには「目標を立てたら、具体的な行動にまで落とし込む」ことが重要です。そして具体的な行動も数字で管理できるようにすると数字を使いこなせている状態になります。
数字に弱い人の特徴③:分解して考えられていない
ビジネスのなかで、数字に弱く/センスがないと思われる人の特徴として、「変数(コントロールできる)」と「定数(コントロールできない)」を見極められていないことがあげられます。
ですので、上記の例なら「このエリアはイマイチだ!他がいいなぁ。」と思っても会社で担当を決められているのであれば、考えるだけムダです。数字に強い人は「構成要素を分解して、コントロールできる点を改善する」を実行していきます。
ただ、、、分解するまではできても、最も注力すべき変数を見つけることは非常に難しいです。センス+経験が必要な領域なので、最初からピカピカの正解を見つけられなくても全く問題ないです。
分解することができて「恐らくココだと思う。」という仮説を作ることができたら、上司などに相談してみましょう。
ムム、この人めちゃくちゃ考えているな!高評価!!
↑となるはずです。難しい問題を一緒に考えるのが上司の役割なので、使い倒しましょう。笑
ちなみに構成要素を分解する際は「ロジックツリー」を活用しましょう。難しい問題も解決していくことが可能です。作成方法については、以下の記事をご覧ください。
まとめ:「数字に強い」は作れる!訓練あるのみ!
最後に本記事で紹介した内容をまとめさせて頂きます。
いきなり数字に強くなることはできません。しかし訓練さえすれば必ず数字に強い人になれます。そして数字に強い人は間違いなくビジネスパーソンとして高評価になります。
ですので、冒頭で紹介した通り「現状を打破して市場価値をあげたい!!」という方は日々の生活/お仕事の中で対策を意識して頂ければと思います。
他にも市場価値を上げるためのビジネスにおいて大事な思考法/テクニックを紹介していますので、以下の記事もご覧いただけますと幸いです。
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